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Speedy Farm(スピーディ農場): 農業を科学する、という発想で地球を豊かにする。

1800年のアメリカでは、農業従事者は人口の90%だった。
200年後の現在では2%以下となった。技術革新が人の労働を奪ったのではなく、技術革新が新しい雇用を生み出し、しかも農作物は豊富にとれるようになった。
農業は、人口増加に応じて拡大していったが、一方で膨大な無駄(フードロス)も生むようになった。飢餓に苦しむ人たちと両方のマッチングを行わなければならない。
コロナをきっかけに、最小限のロジスティックスによる地産地消の必要性、ゲノム編集された品種改良、幹細胞を利用した培養肉の開発など新しい農業の在り方が模索されている。
キーとなるのは、最小限の農地で最大限の収穫を得ることである。
陸地の37%、淡水資源の75%は農業に使われている。実は地球への負荷は、農村部にもある。その一方で高齢化による耕作放棄地が記録的なペースで進んでいる。
沖縄県にも農業バンクがあり、わたしも登録しているが、一向にマッチングが活性化していないようにみえる。前提条件だけではなく、目標の設定が必要なのだ。
例えば、バナナ。国内生産では沖縄が1位(131トン)なのに、フィリピン製(84万トン)が国内一般消費の8割となっている。価格競争力がないから生産量の割に需要がない。なので沖縄バナナは、一般流通ではなく、企業向けが殆どとなっている。これはゲノム編集による多作やAIセンサーによる徹底した管理で品質向上させることで一般向けの競争力をつけることもできる。
農業を科学する、という発想で地球を豊かにしていかなければならない。
スピーディファームで、このような実験をしていくために、まずは昔ながらのやり方で土と戯れて課題を理解しようとしている。
…でも、あゝ、腰が疲れた…次はロボティックスだねww
スタッフのみなさま、ご苦労さまでした!ファームで食べるランチは格別だった。