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キャピタリズムが生むアマゾン森林火災の問題解決

アマゾンの森林火災について憂慮している。
失われていく自然の背景には、過剰な政治的な対立と それを炎上させる自分も含めてみんなの無知がある、と思っている。

このタイミングで、清水イアンくんとNPO”Speedy Land Trust”を東京都に申請したのは複雑な気持ちだ。これは、アマゾン、ボネルオの失われていく森林を守るための団体である。秋には認可をとりたいと思っている。

いい機会なので私の”アマゾン森林火災”に関する3つの視点を言っておきたい。

 

1. 事実をきちんとみよう。

冷静にみると、アマゾンの今年の火災発生件数は直近のピークだった2010年の6割程度だ。過去20年間で10番目。2005年が今回の2倍以上の規模。2007年、2010年も同様の規模。だからいいと言うわけではない。事実を知った上で考えるクセをつけること。

森林が破壊されると、こんな事態になる。

– 地球温暖化による異常気象が頻発
南極や北極の氷が溶け海面上昇し、住めない島がいっぱいできる。
砂漠化・集中豪雨・竜巻など災害が多発し被害が増加。

– 森がないと雨が降らないため農作物が不作
農作物の分布地域が変化し、栽培できたものが育たなくなる
日本ではコメ作やリンゴ栽培が困難に

– 生物多様性がなくなり感染症拡大へ
海が浄化されず人類のシステムも崩れる。
動物、虫などの分布が急変、高地でも蚊が発生。日本にもマラリア感染の危険。

下記の記事を参照。
アマゾンは「地球の肺」ではない。森林火災にどう向き合うべきか (田中淳夫)
https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakaatsuo/20190825-00139766/

「アマゾンは地球の酸素の20%を生産」は誤り | ナショナルジオグラフィック日本版サイト https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/083000504/

生物多様性はなぜ必要なのか?
https://imidas.jp/jijikaitai/k-40-045-09-07-g250

Why Everything They Say About The Amazon, Including That It’s The ‘Lungs Of The World,’ Is Wrong
http://urx.space/8O1w

 

2. 政治的な背景を知ろう

経済を優先し自然を消失させているのは政治問題である。
1月に就任した右寄りのブラジル大統領 ボルソナロ氏は地球温暖化に懐疑的な見方を示し、環境保護より経済開発を優先。それにたいしてフランス マクロン大統領など欧州が反発。世界的な分断がおこっている。
ブラジルの森林が広がる北部は貧しく、平均月収は約4万6千円しかない。ボルソナロ氏は歴代左派政権の政策と違い、経済振興による格差是正を打ち出している。つまり、この貧しさから選ばれた大統領であるということ。
生活苦の近隣住民にとって、森林は無料で手に入る経済価値である、ということを知る必要がある。また、ブラジル最大の輸出品は”牛”なんです。これが一番森を破壊する。
この問題は、地球の未来より明日食べていけるかという問題を孕む。
難しい。

そして、この自国主義に端を発する自然破壊はブラジルだけではない。
アメリカのトランプ大統領も、環境規制を弱くしアラスカの1670万エーカーの森林伐採を進めようとしている。
Trump pushes to allow new logging in Alaska’s Tongass National Forest

https://wapo.st/2Phb8LI?tid=ss_tw

アマゾンを燃やしているのは誰か? 凶暴な資本主義 -WIRED (Matt Simon)
https://okuranagaimo.blogspot.com/2019/08/blog-post_38.html

アマゾン火災 欧州・ブラジルの対立、経済にも波及 日経新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49181960Z20C19A8FF2000/

 

3. どうやって解決したらいいのか?

根本的な問題としてブラジル経済の立て直しが急務なのである。非難合戦をしていても火は燃え続けるだけだ。世界的な枠組みでブラジル経済を支えないといけない。その上で、森林が伐採されずに済むようにならないと、寄付しても一過性のアクションで終わってしまう。

森林破壊する農民に罰金を科す代わりに、政府とNGOは土地を森林破壊しないように彼らにお金を支払う仕組みがある。
Payments for Ecosystem Services. / The REDD+ mechanism

https://globalforestatlas.yale.edu/amazon/conservation-initiatives/payments-ecosystem-services

また、牧場経営からココナッツ農業へ転嫁するだけで、森林が守れるようになった。
Sweet Success: Restoring the Rainforest with Cocoa Trees

https://www.nature.org/en-us/about-us/where-we-work/latin-america/brazil/stories-in-brazil/sustainable-cocoa/

わたしは、世界的なレベルで国家間の仕組みの見直しが大事だが、規模が大きいだけに動きがのろい。民間、特に個人の力もSNSのおかげで年々大きくなるが問題を解決するには小さすぎる。わたしはグローバルな企業の支援が不可欠と思っている。

なぜなら、すべての商品やサービスは地球が存続する前提で人々に愛されることを前提にしている。だから、企業のPRは、いずれCSRの一部になるだろう。そのときに、世界を救うことが企業の最大のブランディングになるだろう。おむつメーカーも車メーカーも地球が平和で継続してこそ、利益を享受し人々の生活を豊かにすることができる。

物事は簡単ではないし、複雑で長くかかるかもしれない。でも、我々はみんなにとっての幸せを追求していくしかない。SNSに煽られず、自分ができることは息長くやっていく。

アマゾン森林火災、くすぶる先進国への不信 現地ルポ 日経新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49033290X20C19A8000000/

WWF 大規模森林火災(アマゾン森林火災/インドネシア森林火災)への緊急寄付のお願い
https://www.wwf.or.jp/activities/activity/4072.html