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パラダイムシフトの3条件 : 新たな通信手段 + 新たなエネルギー源 + 新たな移動手段

文明評論家のジェレミー・リフキンは、「歴史における大きなパラダイムシフトには共通点がある。」と指摘している。同じタイミングで3つの重要なテクノロジーが登場し、融合することで、新たなインフラが生まれる。
20世紀でいうと下記になる。
・経済活動を効率化する通信手段(電気)
・新たなエネルギー源(石油)
・新たな移動手段(自動車)
これを21世紀の現代に当てはめると、こんな図式になるのかな?
・5G+再生可能エネルギー+EV
そして、これに当てはまるビジネスモデルやサービスアプリケーションは山ほどあるだろう。
例えば…
・AI解析 + ゲノム編集 + がん治療
・ドローン + センサー + 宅配
地球環境に優しいから脱炭素なのではなく、石油採掘や天然ガスだけでは今後の膨大なエネルギー需要に耐えられないから新エネルギー開発が必要になってくるのだ。
この理解の上で、人類は科学技術に投資し続けなければならない。中東の石油産国もメガソーラービジネスに巨額投資している。
日本は、壊れた原発さえコントロールできず、具体的な次世代エネルギー政策をもっていない。脱炭素という発想だけではイノベーションは起きない。
台風や多くの山や川を利用したメガソーラーに対する積極投資をすべき。
日本の国土の67%(3分の2)が森林である。そのうち、持ち主がわからない森林が20%もある。つまり日本全土の14%の持ち主が行方不明なのだ。ここをすべて風力発電の基地にする。風力なら太陽光パネルと違って森林伐採が問題にならない。太陽光パネルの面積効率もムーアの法則が適用されていくだろう。
以上、日曜日の代々木公園を散歩していて地球のことを考えてみた。
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◆参考
第三次産業革命とは何か?――いま進行しつつある経済のパラダイムシフト(『グローバル・グリーン・ニューディール』より)
アラブの大富豪はいつまでその生活を続けられるのか – 國學院大學
ソフトバンク、サウジで太陽光発電事業 21兆円規模:朝日新聞デジタル
ビル・ゲイツ氏、10のブレークスルー技術の1つに新型原子炉技術選択
「所有者不明土地」が九州の面積を超える理由 過疎化や人口減少に制度が対応できていない | 政策 – 東洋経済オンライン