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Talked対談【読書でしか、得られない価値 】(後編) ブックディレクター 幅 允孝 x コンサルタント福田 淳

日曜日にゆっくり読んで欲しい対談です。

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Talked対談【読書でしか、得られない価値 】(後編)
ブックディレクター 幅 允孝 x コンサルタント福田 淳

http://talked.jp/91

幅「読書とは何かと言うと、人の感情に自分を寄り添わせながら読んでく行為じゃないですか。そして実際、自分の身に何かが起こった時、「こういう感情の、こんな人がいたな」っていう、そういう引き出しが開くのか開かないのかによって何かが変わる気がするんですよね。イライラして人を刺しちゃったみたいな…モヤモヤした灰色の、何とも言えない気持ちって人は誰しも抱くんじゃないかと思うんですけれど。 例えば梶井基次郎の『檸檬』は、当時は死に至る病だった結核にかかった人が、悶々としながらレモンを爆弾に見立てて…。確か京都の丸善だったと思うんですけど、好きな画集の上にレモンをパッと置いて立ち去るっていうだけの話。でもそういうことによって、自分の中で、何かモヤっとした渦巻く感情に折り合いをつけていた人がいたんだよなぁ…っていうことを知っているか知らないか。相対化できるいろんな人の感情、引き出しが、その人の中にどのくらいあるのかって、やっぱりすごく大きいことだなと。」

構成:井尾 淳子 (Junko Io)
撮影:越間 有紀子 (Yukiko Koshima)