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コロナ考 : 特別定額給付金の使い道 プランBのススメ

昨年の記事で、ある定食屋チェーンが「ご飯のおかわり自由をやめます」というのを読んだ。その理由が、おかわりをしない客から「不公平だ」と指摘されたからだという。

コロナ禍にあって、自分には何の損もないのに、誰かが得することが許せない人がますます増えているような気がする。

特別定額給付金の考え方は、ある意味ではそんな時代を映しているといえる。本来、社会の進歩は弱者を助けることで成り立ってきたはずだ。裕福な人が、貧乏な人を助けるのが基本。特に日本はそういう国と信じてきたら、累進課税が他国より高くとも成り立っていた。

いまは緊急なんだから、とりあえず一律にばら撒けという発端だったのに、いざ始まると受け取るまでのプロセスがノロノロしている。一律じゃないともっと遅くなるぞって意見もあるが、それは基本コンセプトとは違う作業の話である。まず仕事(ここでは政治)は、ゴール設定があって、その理想(ゲームプラン)に対して進めるべきだ。

年収の低い順から、12兆円の原資を多く支援すべきなのだ。が、もうそうなってないから、プランBとしては、受け取った10万円を当座必要としない人は、思い当たる団体や個人に寄付するのがいいと思う。←強制も同調圧力もなしでね。
12兆円のうち、1/3の4兆円が緊急を必要としている人たちに届けば、凄いことだと思う。

こういう考え方、どうでしょう?
どこかいい寄付先があったら教えてくださいね。

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「他人の得が許せない」人々が増加中 心に潜む「苦しみ」を読み解く (1/5) 〈AERA〉
https://dot.asahi.com/aera/2019101100028.html

各国の新型コロナウイルス経済対策
https://www.fnn.jp/articles/-/33355