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「タイガーマスク基金」設立に寄せて | 株式会社スピーディ

「タイガーマスク基金」設立に寄せて

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(C)梶原一騎・辻なおき/講談社



昨年末から「タイガーマスク」を名乗って各地の児童養護施設などに寄付する行動が全国で1000件以上広がっている。それを受けて、施設で暮らす子どもたちを支援する「タイガーマスク基金」の設立(2011年3月1日)が発表された。

発起人の1人で漫画「タイガーマスク」の原作者 梶原一騎さんの妻 高森篤子さんも出席した。

募金は個人や企業、団体からの寄付を幅広く募り、施設の要望を調査した上で、必要に応じて経済的にサポートするのが狙い。加えて、施設を退所し社会へ巣立っていく子どもへの独立支援金や、自立を助ける活動を行う団体などへも寄付していく予定。各地で育児放棄や児童虐待が相次ぐ中、子どもたちへの支援の方法の一つとして期待が高まっている。

以下、高森篤子さんによるコメント


高森篤子さん
(「タイガーマスク基金」発起人、「タイガーマスク」原作者・梶原一騎ご夫人)


「タイガーマスク基金」への想い
もっと早く行動するべきだったという気持ちが正直なところです。
行動を起こすのに遅すぎることはないと何度も言い聞かせ、やっと今日「タイガーマスク基金」の立ち上げを迎えることが出来ました。

主人の梶原一騎が亡くなった後、主人の意に沿っていることを確認しながら、私なりに定めた目標に向かって生きてきました。
目標達成とまではゆかないものの、ある程度見えてきた私自身の人生の全容を思う時、終着に向けての生き様が、どれほど重要であるか、そして今まで通ってきた道を良しとするため、絶対に必要な時間であることを強く意識していました。
けれど何をすべきか、何をしたら納得のできる人生だったと満足を得られるのだろう、何かをしたい、何かをしなければ、と模索し続けていた近年でした。

そんな折に聞こえてきたのが一連の「伊達直人」運動だったのです。想像だにしない善意の行動は、連鎖となって日本中に広がってゆきました。
その時になって私は気がついたのです。おのが微力と術のなさを言い訳にして、私は動こうとしていなかったことを…。

幕引きまで、どれほどの時間が残されているのか判りませんが、私にとっては「タイガーマスク基金」の立ち上げは、人の役に立つ、役に立たせて貰いたいという切なる想い、心からの願いなのでございます。
この運動が成功した時に、私は「本当の人間」になれるような気がするのです。
どうぞ、私を「伊達直人」の仲間に入れてください。主人との距離が近くなったような気がしています。


福田 淳
(「タイガーマスク基金」運営委員、(株)ソニー・デジタルエンタテインメント 社長)


私は、ネット・メディアへ電子コミックなどの娯楽作品を提供する仕事をさせて頂いております。弊社が設立された2007年4月に、私のたっての希望で伝説の編集


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