切ない恋の痛みが、胸に刺さる--大崎ユリ「花風-hanakaze-」
後悔している恋愛、ありませんか?
好きであればあるほど相手に気を遣い、その気遣いが相手を苦しめる。
そんな経験をしたこと、ありませんか?
その経験にきちんと別れを告げずに過ごしてきてしまった方は、きっと今もそのことを引きずっているのではないでしょうか。
本作「花風-hanakaze-」の主人公・直子も、学生時代の辛い経験にふたをして過ごしてきました。それが、ふとした瞬間がきっかけで向き合い、ある答えを出します。
もしまだ、過去の経験から目を背けている方がいたら、本作を読んでみてください。それがいいことか悪いことかは断言できませんが、もしかしたら背中を押してくれるかもしれません。
あらすじ
主人公は、編集プロダクションに勤務する坂下直子(25歳)。
大学生活を共に過ごしてきた仲間と久し振りに再会し、大学4年の春に別れてしまった元カレが海外に出張にすることを知る。最悪な別れ方をしてしまったことをずっと悔やんでいた直子。3年ぶりの再会に心が揺らぐ。
しかし直子には、結婚を前提として付き合っている彼氏がいる。悩んだ結果直子がだした答えとは…
ケータイ文学賞で審査員特別賞を受賞した大崎ユリの小説と、携帯初登場となる川島小鳥の写真が贈るせつない恋の痛み。
「花風-hanakaze-」は下記URLで配信中!
著:大崎ユリ
◆『花風-hanakaze-』配信URL
http://hitokoto.mobi/novel_t/index.php?novel_id=20
(携帯のみ)
大崎ユリ
1986年東京都生まれ
2006年に自身のブログを書籍化した『フタマタ生活。』を出版
「ケータイ文学賞Vol.2」で審査員特別賞を受賞