40年の時を経て、水木しげる幻の作品が世田谷にあらわる! 一夜限り!漫画『原始さん』活弁ライブ
ドスン!ドスン!
「原始にかえれーっ!!」
―1971年の発表から40年の時を経て、水木しげる幻の作品が世田谷にやってきます!
~一夜限り!~
漫画『原始さん』活弁ライブ開催!!
水木しげる作品のなかでも、自然回帰の視点から近代社会を強烈に風刺した異色作『原始さん』。 かつてアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」にもスピンオフ出演した、知る人ぞ知るエコキャラクターです。この漫画『原始さん』をスライド形式で初上映。活動写真弁士・坂本頼光の語りと気鋭の音楽家達の生演奏によって、新たな魂を吹き込みます!
ここでおさらい!水木しげる先生プロフィール
1922年生まれ。鳥取県境港市で育つ。太平洋戦争時、激戦地であるラバウルに出征し、爆撃を受け左腕を失う。復員後紙芝居画家となり、その後貸本漫画家に転向。1965年、「別冊少年マガジン」に発表した「テレビくん」で第6回講談社児童まんが賞を受賞。代表作に「ゲゲゲの鬼太郎」「河童の三平」「悪魔くん」など。2003年鳥取県境港市に「水木しげる記念館」が開館。1991年紫綬褒章、2003年旭日小綬章、2007年「のんのんばあとオレ」でフランス・アングレーム国際漫画フェスティバル 最優秀コミック賞、2010年 文化功労者を受賞。
日時:2011年6月17日(金)19時開場19時30分スタート 約1時間のイベントです。
場所:IID世田谷ものづくり学校 2Fスタジオスクール(東京都世田谷区池尻2-4-5)
■入場料500円 売り上げは全額、ソニーデジタルのチャリティーを通じて被災地へ寄付いたします。【SAVE MIND,100 CREATION】(リンク)
■定員約100名。オーバーの際はご入場いただけない可能性もありますのでご了承ください。
■会場は靴を抜いでお入りいただきます。基本的に床に直座りなので、クッションご持参OK!
■当日お問い合わせ先・IID世田谷ものづくり学校
03-5481-9011
IID世田谷ものづくり学校 (リンク)
旧池尻中学校跡地を改装し、「デザイン・建築・食・アート・映像・ファッション」などさまざまな分野のクリエーターに開放し、展示やワーキングスペースとして機能している。「学ぶ・遊ぶ・働く」ことを通じて人や地域産業との関わりを活性化する取り組みを行っている。
演目:『原始さん』(1971年・アニメ 20分)、『日の丸太郎・武者修行の巻』(1936年・アニメ6分)他…ご期待の作品もアルよ!
出演:「音楽とキネマの夕べ」メンバー
坂本頼光(活動写真弁士)
東京都出身。少年時代は漫画家志望で、水木しげる作品に傾倒。ひたすら妖怪の絵ばかり描く日々を送るも、中学二年より映画熱につかれ、やがて活動写真弁士(無声映画の説明者)を志す。1997年に嵐寛寿郎主演『鞍馬天狗』の説明で初舞台。以降、時代劇作品を中心に、映画館、ライブハウス、神社仏閣等で活弁ライブを行う。これまでの説明作品は『番場の忠太郎・瞼の母』『伊豆の踊子』『国定忠治』『不如帰』『カリガリ博士』『キッド』『のらくろ伍長』他、約50本。2008年にはJAPAN国際コンテンツフェスティバル特別企画『雄呂血』上映会で弁士を務め、清水靖晃オーケストラと共演。2010年には米国のエール、スワスモア、コルビー、ハミルトン、インディアナの五大学公演に出演。他、アニメの声優、ナレーションの分野にも活動の幅を広げている。また、2005年頃より突然絵心が復活して作り始めた自作活弁アニメ『サザザさん』はシリーズ六作を数え、各所で好評と心配を博している。
大口俊輔(作曲、ピアノ、アコーディオン ect…)
東京芸術大学卒業。パリコレクションへの楽曲提供や、蜷川幸雄の舞台出演など、音楽への興味だけにとどまらない事から、異なる業種との仕事も多い。最近では、狩野派の最高峰とされる狩野永徳の作品『上杉本洛中洛外図屏風』(国宝・伝国の杜 上杉博物館所蔵)への楽曲提供と演奏、森美術館のプロジェクト『不平の合唱団』への合唱曲提供、映画、「イエローキッド」(真利子哲也監督)への楽曲提供。その他、ピアニカ奏者としてのだめオーケストラとの共演など。楽団チャンチキトルネエド・サブリーダー。
鈴木広志(サクソフォーンect…)
東京芸術大学卒業。『国宝「上杉本 洛中洛外図屏風」を聴く』公演、無声映画を生演奏で上演する活動弁士坂本頼光との「音楽とキネマの夕べ」、自然現象の山びこを利用した越後妻有アートトリエンナーレでのパフォーマンス等、コンサートの枠を越えた企画、演出で注目を集める。清水靖晃&サキソフォネッツ、東京中低域などでの活動は国外でも高く評価され、ヨーロッパ、アジア各地の国際的な音楽祭に出演している。映画「イエローキッド」(真利子哲也監督)作曲、演奏。楽団チャンチキトルネエド・リーダー。
小林武文(パーカッションect…)
東京都出身。ドラムセットをはじめ、タブラ、ジャンベ、コンガ、カホンなどのハンドパーカッション、小物類、手製の楽器から電子打楽器までをも織り交ぜたパーカッションセットを携え個性的なサウンドを繰り出す。1993年より邦楽囃子方仙波清彦氏に師事し、邦楽・お囃子を国立劇場などで実践的に学ぶ。現在、チャンチキトルネエド、SARDINE HEAD、小川美潮スプラゥトゥラプス、仙波清彦&カルガモーズ、ピアニスト林正樹とのシャバヒゲ、その他数多くのバンドでその個性を発揮している。