病気はきっかけにすぎなかった。 宮下マキ『その咲きにあるもの』
23人に1人。
日本人女性が『乳癌』を患う確率。
写真家・宮下マキが語る、ゆさぶられる心のドキュメンタリー
その時まで彼女は 目の前にある日常は 殆ど自分の全てと言ってもよかった。
彼女が全てを知った時 明日も明後日もずっと続くと 信じていた小さな幸福は、
テレビのスイッチを 強制的に押されたみたいに ブチッと音をたてて、
消えた。
乳癌の女性を被写体として2年間撮り続けたフォトドキュメンタリー。
女性にとっては、いつ自分が発病するかわからない病気である乳癌。その乳癌と向き合い続けた二人の女性。
撮る側と撮られる側の覚悟と絆が、共鳴・共感という優しい言葉ではなく、ダイレクトに心に訴えてきます。
胸は、普段意識していなくても“女性”の象徴のようなもの。
自分が乳癌になり胸を摘出するしかないと知り、しかも誰かに写真に撮らせるという行為。
勇気のいる選択だと思います。
「その咲きにあるもの」は下記URLで配信中!
著:宮下マキ
◆『その咲きにあるもの』配信URL
http://hitokoto.mobi/novel_t/index.php?novel_id=2
(携帯のみ)
宮下マキ
1975年 鹿児島市生まれ
1995年 京都芸術短期大学映像科卒業
コマーシャルスタジオ KOZO 入社
木村晃造(二科会、APA、JPS会員)に師事
1997年 ガーディアン・ガーデン 第10回写真ひとつぼ展グランプリ受賞 受賞作品「部屋と下着」
1999年 水戸アニュアル99 ‘プライベートルームII-新世代の写真表現–
「部屋と下着」水戸芸術館現代美術ギャラリー
個展「寝食共存」京都 ギャラリープリンツ
「その咲きにあるもの」単行本を、amazonで購入する。