何かにつまずいている人がいたらぜひ読んで欲しい。 淺里大助『みえない さくら』

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みえない さくら・淺里大助

あらすじ
盛岡盲学校に通う高校生・健児。
彼の周りの大人達は、目の見えない健児を心配して按摩の仕事や学校の先生など安定して決められた道に就職することを勧める。でもそんなことに意味なんてあるのだろうか。
この先をどうしていいか悩んでいた時、健児のクラスに新任の先生がやってくる。
その先生は、「お前からは変わる。これまではそうだったかもしれないが、お前からは変わる」と言って自分のために全力を尽くすとも言ってくれた。
最初こそ詭弁だ、この先生も他の大人たちと一緒だと諦めていたが…


将来に対する漠然とした不安と、大きなきたい。その両方をもてあます若さならではの葛藤。それを笑わず、諦めさせず、道しるべとなってくれる先生が本作「みえないさくら」には登場します。
私は読後、こんな先生に出会いたかったなと心底うらやましく思いました。それと同時に、今の自分は登場する先生のような大人になれているのかな?と自分自身を見つめ直しました。そして、今後胸を張って生きていくために些細なことでも頑張ろう!と誓いました。
読後に感じる胸があたたかくなる気持ちをぜひご体感ください。

「みえない さくら」は下記URL配信中!
著:淺里大助

◆『みえない さくら』配信URL
http://hitokoto.mobi/novel_t/index.php?novel_id=15
(携帯のみ)

淺里大助
養護学校教諭。2005年より小説を執筆。
2006
年「みえない さくら」で、第23回さきがけ文学賞 佳作受賞
2007
年「解氷」で、第1回ケータイ文学賞 大賞受賞
繊細な背景で綴られる、暖かい作品は作者ならでは。
配信中の作品:「解氷」「すいかメンタルクリニック

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