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ジャニーズ問題

 

TBS「NEWS23」
ジャニーズ問題。
ご承知の通り、近年の韓国エンタメ業界は、グローバルスタンダードに合わせてマーケットを飛躍的に拡大させてきた。でも、彼らも最初の頃は日本のアイドル、ジャニーズの仕組みを研究していたのだ。
さて日本のエンタメ業界はどうなるのか?
きっと何も変わらないと思う。みんなが期待するような変化は起きない。そして、これからもグローバル市場を見ないし、減り続ける内需だけで生きていくつもりだろう。少しずつ面積が減っても、20世紀と同じやり方で脅したり、すかしたりしながら、閉鎖空間のまま商売を続けると思う。因みに日本のドラマ枠は30年前と比べて1/3となり、クライアントは3割減っている。だから、どんどん儲からない商売になるのは当たり前だ。
最近のニュースを思い出した。ヤクザの組長が敵対するヤクザに刺客を送ろうとしたが、組員が誰も怖がってやらないので、痺れをきらして自ら自転車に乗って相手ヤクザをピストルで襲撃したが、未遂で逮捕された。なんて物悲しい事件なんだろう。
暴対法が出来てから、確実にヤクザの力は削がれ、組員に充分な報酬も払えず、車ではなくチャリで襲撃という情けない状況なのだ。
日本の芸能界も、暴対法後のヤクザと同じショボい道を辿ることになる。誰も見ないテレビを自分たちだけの独占的な利権と思い続け、新規参入を阻止し、気がつけば、そこには誰も居なくなった。
ジャニーズ事務所が本当に反省することはないし、性加害によって作られたタレントを起用し続けたテレビ局も反省しない。そのタニマチである企業クライアントも過去と決別する気はさらさらない。
これが現実なのだ。
わたしは、性加害にあった有名タレントが一生自分のトラウマを話せないままで居ることを憂慮している。(今回、そんな有名じゃないタレントは告白できた。だが、絶大なファンや企業クライアントを持つ有名タレントは、性被害を話すことは出来ないだろう)
そんな日本の芸能界を相手にする必要はない。オンラインでは新しいコンテンツが毎日生まれている。変化に適応出来るいくつかのプロダクションは、グローバルでどんどん成功を掴んでいくだろう。
いまある古い芸能は変わらない。新しい連中が古さを無視して世界の変化を謳歌する。それが進化する文明の法則なのである。