1945年(いまから77年前の本日)の8月9日午前11時02分 。
想像してみて。ある日、突然空から爆弾が落ちてきて亡くなった多くの市井の人たちが居たことを。
戦争を経験していなくとも、その悲惨さは想像すればわかる。
1945年(いまから77年前の本日)の8月9日午前11時02分。アメリカ軍が長崎市に原子爆弾を投下した。
当時の長崎市の人口24万人のうち約15万人が死没。その3日前、広島市にも原爆投下が行われ約20万人の一般市民が死亡した。合計35万人が亡くなった。数字は残酷だ。総数をみても、少しも実感がわかない。でも、自分の両親、兄弟、友だちが全員一瞬で亡くなったと想像したら、どんなに恐ろしいことか想像できる。それが本当に起きたのが先の大戦なのである。
歴史上、実戦で使われた核兵器は二発とも日本に落とされた。日本は敗戦を経験し、恒久平和を誓った。戦後、国内はもとより海外でも、戦争で一人も殺戮してない日本。それを平気で踏みにじろうとする現内閣。許してはならない。悲惨な戦争体験を後世に伝え、改めて不戦を誓うべきなのである。
心からその魂の安寧を祈りたい。
ロシア・ウクライナ戦争の悲惨な映像を毎日見ていても、そのうち見慣れてしまい遠くの出来事に思えてしまう人の感性が恐ろしい。わたしたちができることは、国防と称して防衛費を増額することを止める他ない。1万キロ離れた紛争に同調しロシアとの関係を遮断して、農作物や建材価格が上昇させたり、中国との交易を蔑ろにすることこそ国益に反する行為だと思う。中国人の消費なしに日本の経済は成り立たない。日本は、戦略的に中国・ロシア・韓国との三正面と独自の平和外交を展開すべきだ。そもそも日本を攻撃しようと思ったら、相手国は核兵器など使わなくても18ヶ所ある原発をミサイル攻撃したらそれでお終いだ。今更日本が兵器を増やす意味もない。
恒久平和を維持するということは、「曖昧外交戦術」しかない。日本人は得意だ。アメリカにも中国にも良い顔しよう。インドや中東を見習って、自国の利益だけを追求しよう。そういう一票の使い方をすることで、日本の態度が世界に伝わり、景気も良くなればいいと思う。