新刊「ストリート系都市2022」(著者: 福田淳/スピーディ・ブックス): コンセプたー坂井直樹さんのレビュー
新刊「ストリート系都市2022」(著者: 福田淳/スピーディ・ブックス)は、相変わらず売れてます!感謝。(ジュンク堂 吉祥寺店)
坂井直樹さんが素晴らしいレビューを書いてくれたので転載させて頂きます。
「福田さんが「ストリート系都市2022」という書籍を出版した。非常によく売れていて、もう重版がかかっている。アフターコロナを見据え住居を考えている方にも是非読んで欲しい。
この書籍のコンセプトは、簡単に言うと “タテ”に伸びる閉じた高層ビルではなく、“ヨコ”に広がるストリート系都市であるべきだ。と言う考えは森ビルの構想と真反対とも言える提言が興味深い。森ビルは限られた土地しか無い東京では上に伸びていくしかないという考えが事業の根本にある。
「ストリート系都市2022」で使われている“ストリート”の意味は、誰もが参加できるパンクで民主的なものだ。キャピタリズム(権威)がつくる街とは真逆の、市井の人々の自由なライフスタイルが色濃く映し出されていなければならない。渋谷も大開発が進み、ビルばかりになってしまい。ヒューマンサイズを超えてしまった。先日行って感じたのは高層ビル群の渋谷の喧騒から逃れる”大人”が集まる神泉や裏渋谷はまだ開発が、そう進んでいない地域で路面店文化の魅力がまだ生きている。
私が70年代の原宿で創業したアパレルはマンションメーカーと言われ、無数のブランドが存在した。私もブティック出店したのだが、このロケーションは渋谷でも無く新宿でもなく、まだ大資本が進出していない原宿だった。当時は福田さんが言うように誰もが参加できるパンクで民主的な町だった。そして我々起業家にとってもまだ出店可能な不動産コストの原宿だった。しかし、そんな町も10年から20年の間に大資本が出店を進め「キャピタリズム(権威)がつくる街」になっていったことを思い出した。この書籍は都市開発に関わる方にもヒントが多くある。」
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野々山 功一、Wakako Kakojasmine James Lockett、他5人