Brooklyn Beauty/Fashion Labo (日米文化交流研究所) を運営する非営利団体「J-Collabo」のボードメンバーに就任
マンハッタンにあるBrooklyn Beauty/Fashion Labo (日米文化交流研究所) を運営する非営利団体「J-Collabo」のボードメンバーに就任した。
さて、他国に自国の良さを伝える方法は何が一番効果的なのか?
一つの成功事例として中国のケースがある。世界中に「チャイナタウン」がある。中国人の海外移住が多いのが前提となるが、そこにいる人の「食」を賄うために発展してきた。それがいつしか周辺で受け入れられ、その国で新しいカルチャーになるのだ。でも、この方法だと移住者が多くないと成り立たない。円安で日本から海外への移住も減少するなか、「ジャパンタウン」構想は難しい。となると、韓国のようなエンタメによるアプローチも考えられるが、日本人は語学取得が苦手な上、性格がシャイとなるとエンタメ上陸も難しい。
そうなってくると、アートはどうか?というになる。teamLabや村上隆、杉本博司など海外で活躍するアーティストは多いが、では他国より多いかと言われると、むしろ少ない!さらに日本人は意外と海外で群れない。孤高な感じで暮らしているケースが多く、独自性より地域に馴染むようなカメレオン体質なのである。だから、余計に海外でも存在感を高めるのは難しい。
「食」「エンタメ」「アート」以外にもかつては「モノづくり」があった。今ではすっかり日本メーカーの出番はなく、韓国勢に市場を奪われている。iPhoneなどの「部品」ではシェアがあるが地味すぎる。やはり、ここは「アート」を活用したプレゼンテーションしかないだろう。希望するアーティストを100人単位でニューヨークに住まわせ、制作させるとか。独自のアートフェスを立ち上げるとか、もう大量の日本人アーティストを継続的に露出させるしかないと思う。量は質に必ず転化する。そして同時に、マーケティングは日本人Z世代の精鋭を集め、徹底的にSNSを駆使した情報発信をしていく。全て日本語で良い。それらの素材はAIで吹き替えを入れたり、30カ国語くらい対応させよう。
てな感じで、これらを民間資金だけで補うのは難しいので、国策としてやっていくのが望ましい。日本の文化が認めらたら、日本の勝ちも上がり、経済不均衡も是正されると思う。そんな単純じゃないかもだけれど、でもそういう強い戦略が欲しい。
《参考》
Jコラボと日本企業約35社との合同会社BBFL Sustainable LLCとの共同運営による、 ブルックリンのパークスロープの閑静な住宅街に拠点を構えていますよ。(35,000 sq-ft, 300 7th Street Brooklyn, NY 11215)
https://www.brooklynbbfl.com/
https://www.instagram.com/jcollabo/