打ち合わせで初めて知った言葉「シグモイド・カーブ」（sigmoid curve）

薬学の分野で、服用する薬の用量と、それによる作用の関係を表しているS字状曲線のこと。

仕事で注いだ努力が、すべて成果に結びつけばいいのだが、そう簡単にはいかない。たくさん仕事したからといって、必ず成功するとは限らない。

一方、あるとき突然、仕事のスキルが飛躍的に向上するといった、突き抜け感を味わうことがある。これは、傾けた努力と比例して成果に結びつかないことを表す。このような努力と成果の関係を表す、有名な算式。

杉本さんのアートを見て、そのパッと突き抜けた感じが、ジグモイド・カーブを思い出させた。

展示は、86年間の歴史ある京都市美術館（現在は、京セラ美術館に名称変更）が3年間のリニューアルとコロナ休憩を挟み、こけら落としとして開催された。
杉本博司「瑠璃の浄土」にて。