オススメ展示 : 山口裕美さんが芸術監督をつとめているアート展示「気韻生動」(きいんせいどう)
山口裕美さんが芸術監督をつとめているアート展示「気韻生動」(きいんせいどう)に行ってきた。
これ 5月末まで明治神宮内の「宝物殿」(ほうもつでん)でやってるから絶対見に行ってください!
これを絶対見に行ったほうが良い理由は下記。
まず代々木公園の奥地(原宿から)まで気持ちよく散歩できる。そして、この展示やってる「宝物殿」は、100年前の1921年に建立され、2019年から3年かけて修復し、ようやく お披露目された国の重要文化財。奈良の正倉院を模した校倉風大床造りの美しいこの建物の中に入れるだけでも気持ちがあがる!これを逃すとしばらく中にはいる機会がないかも…
パリのルーヴル美術館のピラミッドに展示された名和晃平さんのゴールドで燦然と輝く「Throne」の1/7スケール作品が見られる。
LEDのデジタル・カウンターを用いた作品で知られる宮島達男さんの自然石をかたどった外観にLEDが埋め込まれた永遠の生をテーマにした「Pile up Life No.4」が大正時代につくられた歴史ある展示ケースに収められている。
他にも、金沢を拠点に工芸から最新テクノロジーまで駆使するアート集団「secca」の緻密な立体作品や、土屋公雄、原良介、舟越桂、棚田康司、保井智貴、須田悦弘、三沢厚彦など錚々たる現代アーティスト作品が無料でみられる!
本展は、近現代彫刻に大きな影響を与えた明治~昭和期の彫刻家である平櫛田中(ひらくし でんちゅう)がベースになっている。
明治神宮の御祭神である明治天皇が、平櫛田中の30才の時の作品を購入されたことがあった。明治天皇は,文明開化で西洋文化がはいる一方で日本の歴史やアートが失われないように数々の博覧会やアート展覧会に度重ねて行幸され,多くの作品の御買上げされた。御下命による美術品製作も行われ,様々な作家たちが活躍の場を得ることにもなった。
中でも平櫛田中の彫刻作品は、精緻で木で作られていると思えないほどの出来栄えである。
今回のアート展示のコンセプトは、明治神宮と自然(森、木)から連なるアート。新旧のアートの数々をみなさんも味わって欲しい。
これを読んだ方は、早速今日行ってみてね!いま日本でやっているアート展示の最高峰のものと思う。
↑宝物殿の前。まだ周辺の補修工事が終わってない
↑最高峰の現代アートが揃ってる!
↑これが貴重な内部の様子。和洋を自由に取り入れた荘厳な作り。
↑宝物殿の前の公園ではみんながくつろいでいる。
↑みんな、ぜひ行ってみてね。