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仮想通貨におけるデカップリングは進む!地球に優しいマイニング | 株式会社スピーディ

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仮想通貨におけるデカップリングは進む!地球に優しいマイニング

仮想通貨について関心ない人には、まるで必要ない投稿かもしれないが、まあ何でも好奇心をもって読んでみてくださいな。
国家ってなんで必要なのかを考えるには、貨幣の成り立ちを理解するとわかりやすいかも。国家って、自分だけで出来ないことをやるために発明された組織だと思う。一人一人で構成される集団(社会)の問題を解決させるために、広く公平に税金とってコントロールするのが国の役割。
国がない時代は、物々交換してた。国ができて独自の貨幣をつくって、物が買えるようになって経済が生まれた。そのみんなから集めたお金で道路作ったり病院作ったり、みんなの生活や命を守るために、国家に一定の権限を委託した。
でも、一つの国の中だけではそれで良かったけど、他の国とやりとりするときに、どうやってお金の価値を共有するか、あるいは国をまたいで物を売ったり買ったりするときにどうやって決済したらいいのか、という問題になった。
貨幣は、信用をベースにつくられた紙やコインに過ぎない。国の信用がなくなると交換価値が落ちる。国が強いと国の貨幣価値もあがる。そんな貨幣も21世紀になって、どんどんキャッシュレスとなって、現実の紙やコインからデジタルデータに移行している。
そして、仮想通貨はそんな背景をもとに2009年1月につくられた新しい貨幣なのである。何が新しいって、国が作ってないことが新しかった。貨幣は前述の通り、紙やコインで作られているように見えるけど、実は「信用」でできている。そこで、国が太鼓判押さなくても、民間で貨幣ってできないの?ってところから生まれた。リーマンショックのあとに生まれたり、現在コロナによる金余りで流行ったりするのは、国がつくる貨幣の価値が揺らいだときに必要とされたからだと考えられる。
仮想通貨は、多くの人が信任(マイニングという作業)して成立する。国境を低コストでまたげることから、非常に21世紀の現代に応用可能なツールというわけ。
さて、ここ数週間の仮想通貨の暴落について。
今年の3月に仮想通貨を使った新しいデジタルアート作品(アーティス: BEEPLE)がクリスティーズで75億円で落札された。これに端を発して、仮想通貨はどんどん値上がりした。ビットコイン(BTC)に次ぐ、二番目に流通量の多いイーサリアム(ETH)などは、3月1日に16万円だったものが、5月12日には47万円と3倍の価値になった。(本日は26万円…)
この短期的な暴落は、テスラ社のイーロン・マスクの発言に端を発する。数ヶ月前にテスラ車を仮想通貨(BTC)で買えるって値上がりし、やっぱり地球環境破壊するからやめるわ、と言った瞬間 暴落した。これに引きづられるようにETHも価値が落ちいてる。
にわかに今年から仮想通貨をはじめた人はパニックになっているが、ちゃんと歴史的な経緯をみて判断して欲しい。仮想通貨は誕生から12年間、乱高下を繰り返しながら、長期的にはずーーーと上がっている。
ファクトベースで物事をみてみよう。BTCを作るのにどれくらいの電力を使い地球を破壊しているのか?
仮想通貨は、マイニングという作業があって成り立っている。
マイニングとは、一般的には「採掘」意味する。仮想通貨では新たなブロックを生成し、その報酬として仮想通貨を手に入れる行為のことをさす。そして、この作業にむちゃくちゃ電気量が必要なのだ。ビル・ゲイツは、仮想通貨が基軸通過になったら地球が壊れるの倍速する、とさえいっている。
しかし、ケンブリッジ大学のBTC電力消費指数によると、BTCのマイナーは、世界の電力消費量の約0.6%に過ぎない。これは、BTC経済がスリランカやヨルダンのような小さな発展途上国の二酸化炭素排出量と同等であることを意味する。
ARK Investment Managementの調査によると、BTCが消費するエネルギーは、従来の銀行システムに必要なエネルギーの10%以下であることもわかった。
それでも仮想通過作りに電力が必要なのは間違いない。そこで、こんなベンチャーも登場した!
BTCのマイニングベンチャー「Gryphon Digital Mining」は、再生エネルギーだけでマイニングするということで、1400万ドル(15億円)を調達した。
彼らのリリースにある「1kWhあたりの電気代=1.43円(0.013ドル) 」と超低コストの電力を作れるとある。これが、どういう単位かというと…。
日本の1kWhあたりの電気代=27円/kWh(0.245ドル)である。キルギスやモンゴルなど安い国だと10円/kWh(0.091ドル)
やはり仮想通貨に限らず自然エネルギーは電気代が安い!
さらに、仮想通貨すべてが無茶苦茶 電力浪費するか、ってことなんだけど、そんなことはない。例えるとこんな感じ。
BTC=「ブルジュ・ハリファ」アラブ首長国連邦ドバイにある、世界一高い超高層ビル( 829.8m)とすると…
イーサリアム(PoW) = ピサの斜塔(55.86m)
イーサリアム(PoS後)=ねじ程度の高さ
PoSがPoWの一万倍エコになる。
ちなみに、ブロックチェーン上での取引が不正でないかどうか確認する合意検証の方法が、PoWやPoSと呼ばれるものだ。
…ちょっと専門的な話しになりすぎた。
ても、地球のグローバル化はとまらない。貨幣のデジタル化(キャッシュレス)はどんどん進む。
世界中が脱炭素(ノンカーボン)社会を目指している。仮想通貨もクルマメーカー同様、自然エネルギーで運営されていくだろう。そう考えたときに、もう少しマクロの視点に立ってこの現象を見た方がよいのではないかと思う。
すべてのニュースの見出しの裏に隠されたファクトを見つけ出す努力をしようね。
ちなみにこの絵はBEEPLE作である💰
◆参考
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