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大麻のApple Store「MedMen」(メッドメン)を視察。(CBDとTHCの違いを知ろう)

大麻のApple Storeと言われる「MedMen」(メッドメン)を視察。
「MedMen」は、米国の大麻関連企業として初めて評価額が10億ドルを超えるユニコーンで、米国カリフォルニアに本社を置く上場企業である。カリフォルニア、ネバダ、アリゾナ、フロリダ、イリノイ、ニューヨーク、マサチューセッツで事業を展開している。 「MedMen」は、29の小売店と6つの栽培施設を展開。
合法大麻マーケット(マリファナとヘンプ)は、医療用も含め2020年の205億米ドル(2兆円)から、2026年には904億米ドル(9兆円)に達すると予測されている有望市場。
用途は、医療用、花・化合物(マリファナ=THC=ハイになる、ヘンプ=CBD=リラックスする)と大まかには3つある。化合物としての大麻は、チョコ、キャンディなど食品加工としての将来性が大きく期待されている。
さて、大麻マーケットは欧米を中心に合法化されている。もちろん、日本でマリファナ(THC商品)はダメ。リラックス効果があるヘンプ(CBD製品)は全く問題ない。
「MedMen」は、CBD成分とTHC成分の分量の違いで、コーナーが分かれている。例えば睡眠薬でも、両方の成分の比率によって効能が違うらしい。CBDが高いと単にリラックスして眠れますよ、ということだが、THC成分が高いと、まずはハイになって疲れてグタッと眠れるそうだ。それって無駄に興奮させられてどうなんだ?(笑)
まあ、でもそういう説明を店員さんがかなり真面目にきっちり説明してくれる。
ここで大事なのは、CBD(リラックスする)とTHC(ハイになる)の違いをきっちりと理解しておくことである。まるで違うんだ!ってことと。CBD商品は、すでに日本でもグミやチョコなど多くの商品が普通に売られている。
「MedMen」では、”Wellness”がキーコンセプトになっている。そういう捉え方が面白い。
さて、下記でCBDとTHCの違いをちゃんと説明してあるので、皆さん勉強してみてくださいね。こういう世界の新しい動きを知っておくことが大事と思う。
◆CBD
・Cannabidiol(カンナビジオール)は、 麻(ヘンプ=Hemp)抽出される。
・麻(産業用大麻と呼ばれる)は、THC含有量が0.3%未満の麻植物
・CBDは、ジェルやガム、オイル、サプリメント、エキスなどの形で販売されています。
・リラックス効果がある健康サプリが多い。
・日本でも規制対象にはなっていません。
・麻(ヘンプ):THCの含有量が0.3%以下
◆THC
・Tetrahydro-Cannabinol(テトラヒドロ・カンナビノール)は、大麻草(マリファナ=Marijuana、Cannabis)から抽出される。
・大麻はTHC含有量が高い麻植物(マリファナやカンナビス)
・THCはマリファナの主要な精神活性化合物であり、ハイな効果を生みます。
・マリファナジョイントやボングで吸うのが一般的な摂取方法です。
・THCはマリファナの原料にもなっており、日本を含む多くの国で規制対象。
・大麻草:THCの含有量が0.3%以上
「大麻」と「麻」は同じ植物だが成分によって区別される。
まず、「大麻」 と「麻」は、どちらも「カンナビス・サディバ」と呼ばれるアサ科アサ属の植物が原料となっています。日本では「大麻草」とも呼ばれますが、この両者は含有する成分によって区別されている。
どちらの化合物も生体維持のメカニズムにかかわる体内へ自然にあるエンドカンナビノイドシステム(ECS)と相互作用します。ECSは、代謝、気分、消化、睡眠、免疫、心臓機能、体温など、生存のために必要なさまざまな機能を調節しています。その効果はまったく異なる。
CBDとTHCは構造が非常によく似ており、化学式も同一。ただし、両者は原子配置が異なり、違った構造をしている。この構造の違いが、摂取した際の生体への効果に大きな違いをもたらしている。
WHO (世界保健機構) は、CBDが病気の諸症状への効果が実証・示唆されており、CBDに乱用の可能性や個人・公衆衛生上に問題が起こり得る危険性が確認されていないと認めている。
◆参考
2021年に市場規模3兆円「大麻ビジネス」バブルがやってくる…?
日本の「大麻政策」がここへきて激変中…来年の春から始まる「これだけの変化」