オーガニックで育てられたアグー(沖縄の島豚)を半身でいただく。
オーガニックで育てられたアグー(沖縄の島豚)を半身でいただく。
アグーは、沖縄固有の貴重な島豚。14世紀ごろ、中国から沖縄に渡った久米三十六姓らが豚とともに調理法を持ち込んだ。琉球王朝の宮廷料理として発展を遂げた。
養豚が劇的に発展させたのが1605年のイモの伝来である。雑食の豚にはイモの皮やツルが餌として適していた。豚の飼育が容易になったことで、農家が現金を得られるようになった。1700年代になると養豚がさらに広がり、市民でも正月や祭りなど節目の日に食べるようになった。アグーは貴重なタンパク源であり、収入源だったのである。
沖縄の食卓に欠かせないアグーは、三枚肉を砂糖、しょうゆ、泡盛でじっくり煮込んだラフテーや、胃や腸といった中身の吸い物、豚の耳の薄切りミミガー、足を煮込んだテビチなどが人気。
いろんな部位を確認しながら捌いてもらった。ラード脂をとり出してフレンチフライにしたり、マーマレイドの香りが素晴らしいスペアリブも美味しかった。そして、チャーハンにスープに、豚三昧の日々。
鳴き声以外全て食べられるアグー豚に感謝!
あゝ、幸せ!