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Web3もメタバースもこない… | 株式会社スピーディ

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Web3もメタバースもこない…

 

VRとかメタバースがまた流行っている。流行っているのは「言葉」だけで、あまり実態を伴っていない。(あくまで個人の感想です)Meta(前facebook社)の急激な業績悪化に伴う株価下落が全てを物語っている。
私は2016年にはGoogleParisと組んで東京にVR Galleryを開設し経済的な成功を収めた。しかし、ヘッドセットが重く、コードが付いていて鬱陶しく一般普及には時期尚早と1年半でスタジオを閉鎖した。そして、ヘッドセットは現在でも普及は鈍く未来は見えない。ということは、6年間あまり進歩がないということだ。
仮想通貨・NFTも2019年からエストニア(Speedy Euro OÜ )で取り組みダミアン・ハーストの「Currency」など一流のNFTアートを扱い経済的にうまくいったが、ブロックチェーン技術の将来性の無さに現在は活動を停止している。その後の仮想通貨の下落に連動したNFT価値の希薄化は目を覆いたくなる。私は、うまく逃れることができたが…。
ブロックチェーン技術をベースとしたメタバース空間の実験を色々みたが、現在のPCスペックでは動きも鈍く、かつて流行って廃れた「Second Life」から進歩してないなと感じる。ここにWebの未来(Web3)があるとどうしても思えない。
ある素晴らしい技術があって、それが花開くまでの間にいろいろな苦労があり、その苦労が報われるまで途方もない努力と時間がかかることはわかる。
Kindleが2008年に登場する4年前から、スマホではなくガラケーで電子書籍ビジネスを始め、業界でトップクラスの会社(コミディア社)に育て上げた。ガラケーの3.5インチの画像でページ表現ができず、コマ送りで配信していたのは懐かしい過去だ。
また、クラウドファンディングができる前にドコモ課金可能を使って、東日本大震災のチャリティサイトを立ち上げたのも今となっては大きな自負である。
さて何が言いたいかというと、これだけ新しいモノ好きで挑戦し続けた自分がどうしてもWeb3の流れに疑問を思うのは、ブロックチェーン技術が脆弱すぎるからだ。冷静に市場を見ると、強固なはずの仮想通貨は毎日盗難の記事を見るし、唯一無二のNFTはじゃんじゃんコピーされている。(詳しくは下記の記事参照)
ウェブは一気にWeb100まで行くべきだ。そのためには新しい暗号技術をベースとしたインターネットの「お金」を開発し、普及させなければならない。現在のインターネットは、現実の信用をベースとした「信用通貨」を利用している。わかりやすいのは「クレジットカード」である。人はネットで直接買い物しているように見えて、お金の流れは全くネットで「現金」のやり取りをしていない。販売側が購入者の「信用」を確認して、クレジット会社が立替払いをしてくれているだけだ。その「信用通貨」はクレジット会社の台帳をベースとしている。つまり、購入者の社会的立場や過去の約束の履行などを記入し続けて成立しているわけだ。
一方で「現金通貨」に台帳はない。あなたが持っている1万円は昨日誰が持っていて何に使われたか永遠にわからない。この「現実通貨」をデジタル化して「デジタル通貨」を作らなければならない。台帳記入型のブロックチェーンをベースとした「デジタル通貨」では決済に時間がかかり過ぎる。ましてや、万人に晒されている「通貨」など流通性が無さすぎて、今後膨大なトラフィックが予想されるネット市場で通用するはずがないのだ。
ここまで理解できましたか?「デジタル通貨」はブロックチェーンベースであってはならない。ネットでも現金と同じように第三者の承認も台帳も必要としない「デジタル通貨」が流通しなければ決済力があがらない。インターネットの基軸通貨は、完全暗号による究極の「C toC」モデルとして設計しないと未来は明るくない。これが「Web100」の基本インフラになる。
現在は「信用通貨」に大きなシェアを奪われている国家の法定通貨が現金と同じような「デジタル通貨」を開発したら、それが国力を大きく上げる存在となるだろう。今こそ「日銀2.0」が必要なのである。
◆参考
世界初 VR GALLERY開設!デジタルの目で見る新しいアートの世界(2016年)
◆参考
ダミアン・ハーストが突きつけるNFTアートとリアルアートとの究極の選択
◆参考
“お金”の歴史において過去最大規模で盗まれる暗号通貨!
◆参考
セレブが買い集めた高額NFT:現在の価格は?
◆参考
【ブロックチェーン崩壊!?】中村宇利 次世代のデジタル貨幣 1 presented by Speedy, Inc
1人、、「VRC ALLERY」というテキストの画像のようです
武田 圭太郎、Ryoko Kamishima、他223人
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