【予告】のんがAmazonのネットラジオ【audible】(オーディブル)にて、湊かなえ作品「未来」を朗読することが発表!
【予告】のんがAmazonのネットラジオ【audible】(オーディブル)にて、湊かなえ作品「未来」を朗読することが発表された。配信時期は後日発表。
パンデミックをきっかけに世界的に音声サービスがヒットしている。 Spotifyも有名ポッドキャストを次々買収しているし、日本でもVoicyとかYouTubeのラジオ化とか、ながら族(何かをしながら楽しめるエンタメ)が増えている。「ミュージック」だけじゃなく「ドラマ」にもニーズが出てきたのだ。サブスクで音楽はいくらでも聴けるので、それだけでは物足りなくなっているのかもしれない。(若者には意味わからないと思うので解説すると、わたしの時代は聴きたい曲を聴くために、お小遣いを数ヶ月かけて貯めてたらか2500円するレコードを買うしか音楽を好きに聴くことはできなかったのだ)
日本は、もともとAMラジオの文化があったので「オールナイトニッポン」や大阪の長寿番組など「おしゃべり」分野は人気があった。ドラマはステレオで放送していたFMの「音の本棚」など面白いSF短編をすごい声優を起用して作っていたものだ。
アメリカのラジオトークは、心地よい声のDJが流す音楽が中心で、日本のようにおしゃべり8割、ミュージック2割の逆のイメージ。だから、わたしが大学生の時は、知人がハワイに行くと聞くや「カセットにハワイのこのFMを長時間録音してきて!」というお土産を頼み、自家用車で聴くとオシャレ!みたいな感じだった。しかし、アメリカでもパンデミックで家時間、車移動時間が激増し、かつオンライン普及を背景に人気コメディアンのPodcastやオーディブルのドラマが人気を集めるようになった。
本来、音楽よりトークやドラマが得意だった日本ラジオは、デジタル化の遅れで時代に取り残されてしまった。Amazonが、”のん”やその他の有名俳優を起用して本格的なドラマ作りを始めたことは、日本マーケットへの大きな刺激にもなると思う。ぜひ、日本のラジオ局の奮起を願う。
..ということで、のん主演の音声ドラマ「未来」( 原作: 湊かなえ)をお楽しみに!
■「未来」作品紹介(Amazonページより)
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