今回は、ニューヨーク、ブルックリン、DUMBO（ダンボ）にあるホテルに泊まっている。
DUMBOとは「Down Under the Manhattan Bridge Overpass」の頭文字を取ったもので、マンハッタン橋とブルックリン橋の間に位置する。歴史的には、ニューヨーク港に近いため1883年にブルックリン橋、1909年にマンハッタン橋が完成すると、製粉所、製糖工場、倉庫などが作られた。その歴史的な建築物、石畳の通りが現在ではアートギャラリー、カフェ、レストラン、おしゃれなエリアとなっている。
1990年代から、不動産開発業者デヴィッド・ウォルンタスキーが再開発を進め高級住宅地や商業地として多くの歴史的建造物が改装された。特にブルックリン・ブリッジ・パークはウォーターフロントからの美しい景色を楽しむことができる。クリエイティブなコミュニティも多く、テックスタートアップやデザインスタジオも数多くできるようになった。
ブルックリンは、世界有数の歩いて楽しめる都市である。ニューヨーク市の5つの行政区の一つで、最も人口が多い区である。ブルックリンは、オランダ人入植者によって17世紀に設立され、当初は「ブレウクレン」（Breuckelen）と呼ばれていた。1664年にはイギリスの支配下に入り、「ブルックリン」と改名された。多文化的なコミュニティが特徴で、リトルイタリー、チャイナタウン、ロシア系コミュニティなどが存在。
優れた都市は、「多民族＋アート＋歩けるデザイン」が見事に調和していると思う。