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サウナで “ととのう” 禅体験!

禅に「魔境」(ダークフォースのような邪悪な観念とされている)というカラダ中の感覚が鋭敏になったトランス状態があるという。

実際に網膜に光のようなものが現れるらしいが、それは単なる脳内の視覚野の発火現象であるという説もある。

そして、それと同じようなことが、サウナによって再現できるというのだ。
わたしは、そこまでの境地に達したことはないが、不確実なコロナ禍において、自己肯定力を感じるトランス状態(万能感)をもつことは悪くない思う。

医学博士の石英一郎氏(国際医療福祉大学病院内科学教授)によれば
「サウナ浴による精神安定作用や心理的効果は30年前からその可能性が報告されています。
これについては近年、主に脳内セロトニン、オキシトシン、血中のβ-エンドルフィンの作用が、中枢神経や自律神経系に連動している事が次第に明らかになって来ています。

免疫機能にも影響を与えるので、風邪を引きにくい体質になるかもしれません。これは昔からあるかんぷ摩擦や、修行僧が病魔退散、風邪防止になるとして滝行を行う伝承的な医療にも通じるかもしれません。

現代医学ではこれを、神経系と内分泌系、免疫系の相関のメカニズムとして注目しています」

・β-エンドルフィン : ガン治療で使用されるモルヒネのような鎮痛作用や不安軽減作用あり
・オキシトシン : ストレスを緩和し幸せな気分をもたらす効果
・セロトニン : うつ状態を改善し、精神を安定させる効果

サウナの”ととのう”は、実は禅の”悟り”と同じ効能があるということだ。

◆参考
サウナでトランスする「ととのう」とはどういうことか。温泉に詳しい医学博士に聞いてみた
https://finders.me/articles.php?id=435
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