マーケッターがみる”初日の出”トレンドの歴史
マーケッター的にいうと「初日の出」を楽しむ、というトレンドは 江戸時代に作られたものだ。
いまから300年前の1720年ごろの江戸は人口100万人超えて都会になった。「初日の出」は、江戸、特に芝高輪の愛宕山と神田湯島が二大名所だった。
つまり、セブンイレブンがはじめた恵方巻(正確には、1932年に大阪鮓として誕生しものをリバイバルさせた)みたいなものなのだ。
もともと、太陽信仰自体は太鼓の昔からあった。太陽が農作物を育てることから、人々は太陽を崇めた。しかし、時の権力者によって分散していた太陽神を一元化し国家統一に利用した。
ここ沖縄も例外ではない。琉球王国時代(首都 : 首里、1429年から1879年の450年間)に太陽神(てぃだ)を最高神とする東方信仰を根幹においた。そして琉球国王は太陽に重ねて称えられた。
東方には太陽が昇る穴(太陽が穴:てぃだがあな)があると考えられ、その先は神域と考えられた。反対に西方は死の領域と考えられ、忌避された。王国時代の風葬は西方の崖や洞窟で行われた。
首里からみて、太陽が登ってくる地平線の真下にあるここ玉城(たまぐすく – Speedy Resortsの建設予定地)は聖地と考えられた。ここから見える海に浮かぶ久高島は、琉球王国最高の聖地と考えられ、久高島の中央にあるクボー御嶽は「太陽が穴」そのものとされていた。以来、久高島は現在に至るまで沖縄最高の聖地として知られている。
そんな聖地で迎える2021年は、世界が再起動しV字回復する予感に満ちている!