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内外タイムス【福田淳の対談闊歩】 ゲスト:乙武洋匡(作家・政治活動家)全3回・第1回(2026年9月3日・内外タイムス エンタメ面)

ゲストは乙武洋匡さん。
第1回「『五体不満足』の大ヒットでメンタル不調に スキャンダル報道後は『お前みたいな人間が言っても説得力がない』」
今回は彼の50年の歩みそのものにフォーカスして、じっくり聞いた。
まず原点。ご両親は悲観ではなく「まあ、なんとかなるでしょう」という姿勢で乙武さんを育てた。だから本人も「なんとかなるだろう」でここまで来られたという。将来を案じて幼い乙武さん名義の通帳に積み立てを始めたご両親が、幼稚園で友だちに威張り散らす姿を見て「こいつは心配いらない」と即解約した——最高のエピソードだ。「無理だと勝手に線を引くのをやめた」というご両親の話も印象的で、思い込みが社会のフレームを作る、という点で僕とも意気投合した。
そして『五体不満足』600万部の光と影。実は最初の3年は後悔していたそうだ。街を歩けば撮影を求められ、家の前には写真週刊誌のカメラマン。メンタルを崩し、一年中吐き気が止まらなかった。救ったのは、憧れの野球選手・キューバのキンデランとの出会い。「今度の試合で僕がホームランを打ったら、それは君のためのホームランだ」。あの振る舞いも生まれつきではなく、英雄として成長する中で身につけたはず——ならば自分もそうなる努力をしていいんだ、と前を向けた。「本を出して良かった」と思えるまでの道のりに、胸を打たれた。
キャリアの選び方も乙武さんらしい。読者から「福祉の道へ」と望まれたのに、あえてスポーツライターへ。固定観念を強めたくなかった、関係ないと思われる分野で一人前に活躍することこそ本当のバリアフリーだ、と。杉並区での3年間の教員時代に痛感したのは、子どもにとって学校以上に家庭が大きいという現実。ある子の変化の裏に家庭の事情があった経験を、悔しさとともに語ってくれた。政治を志すいまへ、まっすぐ地続きの原点回だった。

▼テキスト版(全3回)
(第1回)「五体不満足」の大ヒットでメンタル不調に スキャンダル報道後は「お前みたいな人間が言っても説得力がない」
https://naigaitimes.com/entertainment-news/485882/
(第2回)スキャンダル後、暇なときに話がきた「義足プロジェクト」 政治によって境遇の有利、不利をなくしたい
https://naigaitimes.com/entertainment-news/485889/
(第3回)生まれた瞬間が人生最大の困難だった 今は唯一無二のこの上ない人生になっている
https://naigaitimes.com/entertainment-news/485909/

▼YouTube版
https://youtu.be/Gv3i-E10lFw

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