ヴァーチャルにも生きなければならない21世紀の人たち
シムにいくといろんなアイデアが湧いてくる。
無心になってトレーニングすることで頭が空っぽになるから、その空っぽにアイデアが注がれるのかもしれない。
最近、NFT(Non-Fungible Token:ブロックチェーン上で発行・流通するデジタルデータアイテム)について質問が多い。
NFTアートについて言えるのは、現実の実物として存在しない、ということだ。
しかし、例えばオンラインゲームのアイテム課金市場は存在する、という観点においてヴァーチャル上は存在している。ネットの誹謗中傷で人が亡くなったりするのも、実態として存在しないネット上の言葉が現実の人間の脳には存在しているから、ヴァーチャル存在は無視できない。
ずいぶん前にアントニオ猪木さんがネットの誹謗中傷で悩んでいる芸能人にアドバイスしている番組をみた。「そんなことでくよくよするな。ネットなんて誰も見てないよ!」と。
そのときは笑ったが、考えようによっては、確かにネット世界を知らなければ、頭の中は20世紀までと同様のマインドいられる。
だが、たいていの人にとって21世紀は、実物の存在だけでは生きていけないだろうと思う。
*農業焼けで顔と腕だけが黒い…