Speedy Farm(スピーディ農場): 土地改良のメモ 〜ジャーガル土に感謝しつつ
Speedy Farm(スピーディ農場)土地改良のメモ。
本当に素人というのは恐ろしいものだ。
この農地は、沖縄南部の肥沃なジャーガル土(クチャ)がベースになっているため粘土質なのである。しかし、雑草生茂る原野に最初にユンボ(油圧シャベル)をいれた日は、雨上がりだった。
本当はよく乾いた状態で土を掘り返すべきだったが、なんでも”スピーディ”にやりたい、という性格から急いでしまった。
それにより、土が大きな塊の粘土となり、植え付けを困難にした。
その後、何回もトラクターを入れ、かえって手間がかかり、かつジャーガル土本来の養分を苗に与えることができなくなった。
そこで、2つの施策が必要となった。まず…
(1) 植付けしていないエリアの土壌改良
「真珠岩パーライト」を地表に撒布し、直後にトラクターで耕深25㎝で耕運。
(2) 既に植え付けが終わったエリアの土地改良
100%沖縄県産の「牛ふん・豚ぷん 完熟堆肥」と「真珠岩パーライト」を3:1の割合で混合。
・植わっている苗木を掘り起こす(直径50㎝、深さ50㎝ほど)
・掘り出した土を半分少々戻し、浅目の穴にして苗木を戻し、そこに改良土を入れる
・根っこの全てを地中に埋めず、根の地表から上に出ている部分に盛土をする(畝を作る)
・畝(うね)を作ると、根に陽があたるので、根が横にも広がって活着(根付き)がよくなる
・幹の真下部分の土の保水性が良くなる
あとは、沖縄の素晴らしい太陽と養分たっぷりな土で成長を待つばかりである。
当たり前だが、農業は、ITプログラムのようにパッパッとできない。
こんな簡単で誰でもわかりそうなことでさえ、わからない自分。
たくさん失敗できるのありがたいね!