ダミアン・ハーストが突きつけるNFTアートとリアルアートとの究極の選択
アート好き、仮想通貨好きのみなさんへ
ダミアン・ハーストが、そんなあなたへ踏み絵を用意しましたよwww
国光 宏尚さんが「ビットコインの未来を信じ続けるという簡単なことができない人が如何に多いことか」と短期的な売買に右往左往する世相を戒めていたが、仮想通貨の世界は値動きが激しいので人間の本性がでる、そこで一喜一憂するくらいなら、郵貯にお金預けていた方が良いよね。
そして、アート好きにとってはNFTがメディアアートの延長戦上にあるのかどうかも判然としない。ただ、クリスティーズが扱ってるから資産価値があるアートだろう、という推測で需要が喚起されているだけかもしれない。
仮想通貨の未来は、技術の未来、リベラルの未来(分散型社会)、文明の未来を信じる力があるのかどうかを問われている。
そんな折柄、新しいダミアン・ハーストのNFTプロジェクト「THE CURRENCY」がむっちゃ面白い。
2016年に彼が描いたドット作品をベースに、本人が10,000枚をハンドメイド(1枚 約20万円)で描いた!ダミアンは、これは札を刷るイメージで作らなければならないから、10,000枚にして透かしを入れたのだそうだ。凄い!気が狂いそう。でも全部売れたら20億円だから頑張れるのか!
10,000枚の絵の各タイトルは、ダミアンが好きな歌の歌詞からAIがランダムに付けた。
そしてすべての作品には、9つもの偽造防止策(NFTだけではなく、紙の上でも固有のものであるという証明)が盛り込まれている。
アーティストのサイン、裏写り、ハンドメイド紙、マイクロドット、エンボス、手書きタイトル、アーティスト透かし、ホログラム、ハーストのロゴの透かし。どこまでも一点モノにこだわる!
レアリティ(どんだけレアか)の提示も半端ない。
まず、作品ごとのドットの数や色、テクスチャ、密度、オーバーラップなどを分析した履歴が作品がごとに存在し、この情報もNFT化される。作品ごとに、これらの構成要素が検索でわかるデータベースが作られているのだ。https://currency.nft.heni.com/rarities
作品は、仮想通貨でもクレジットカードでも買える。ただし、購入作品は、NFT版かリアル版のどちらかを選ばなければならない。NFT版を選んだらリアル版は破棄される!ダミアンは、インタビューの中で「みんなが100%NFTをとったらどうしよう!」と笑っていた。
さあ、あなたはどっちを選ぶ?わたしは、当然NFT版だよ!
DETAILS
Price : 2,000 USD
Medium : Paint on handmade paper
Size: 20cm x 30cm, 2016
Blcockchain : PALM