仮想通貨の上げ下げに一喜一憂するな!未来を信じろ!
仮想通貨の上げ下げに一喜一憂するな!未来を信じろ!
…と言ってる割には、やはり上がると嬉しいし、下がると”未来を信じろ!”になる (笑)
2021年8月にはなって、ビットコイン(BTC)の次にメジャーな仮想通貨であるイーサリアム(ETH)が上がっている。その理由は….
イーサリアム(ETH)が8月5日に大型アップデート(業界用語でハードフォークという)「ロンドン」を行ったからである。「ロンドン」という呼称は、イーサリアム開発者会議「Devcon」がロンドンで開催されたことから命名された改善施策(EIP=Ethereum Improvement Protocol-1559)である。(次回の開催地は上海が予定)
「ロンドン」の改善は下記の通り。
・取引手数料(ガス代)を入札制から自動化されたことにより変動幅が安定する。取引コストの高騰が抑えられる。
・ガス代の一部をイーサリアム流通から完全に除外し焼却(burn)することで供給量(8割近いとの試算も)が減る。そのことで、投資家にとってのイーサリアムがデフレ資産となり、長期的には値上がりが期待できる。
・しかし、マイナーに対する報酬が削減されるので、一時的にはイーサリアム離れが起きる可能性もある。
しかし、イーサリアムの最大の魅力は、常に新しい状況に躊躇わずアップデートしていこうという姿勢だ。
DeFi(分散型金融サービス)やNFT(ノンファンジブル・トークン)などイーサリアムは話題に事欠くことはなかった。
そして2022年初頭までには「ETH2.0」(EIP-3554)への移行を予定している。イーサリアムのアルゴリズムをプルーフ・オブ・ワーク(PoW)からプルーフ・オブ・ステーク(PoS)に移行させて効率化を図ることが予定されており、消費電力についても、どんどん減っていくだろう。
PoWでは、マイナーが膨大な計算能力を駆使して取り引きを検証するが、PoSでは、ユーザーがイーサを提示することで、取り引きを検証する権利やコインを獲得する権利を得ることができる。
イーサリアムがビットコインへの思惑に振り回されないような独自性がどんどん発揮されることは、保有者にとっても喜ばしい限りだ。