ブランド価値がなぜ必要なのか? カンター社2021年「世界で最も価値のあるブランドランキング」が発表された。
今年もカンター社の「世界で最も価値のあるブランドランキング」が発表された。
ブランド価値がなぜ必要なのか?
企業は年度予算など短期的な目標だけで活動していると、コロナのような突発的な出来事に耐えられない企業になってしまう。
レジリエンス(しなやかさ)を保つためにも長期的なブランディングが必要だ。ブランディングが企業価値をどれだけ高めるのかについては下記の昨年のコラムを参照してね。
ここでは、2021年の総括をしたいと思う。
まず、トップ100企業の中で総価値の74%のが米国企業。そこへ、中国ブランドが急激に入り込んできている。中国のZ世代に、もはや海外ブランド依存はない。中国独自ブランドを欲している。そして、中国の新興企業は国内での成功をレバレッジさせて国際化を進めている。
ブランド価値を2倍以上に高めたブランドは4つあり、全て中国企業。
そんな中、孤軍奮闘している日本企業はユニクロただ一社。急成長ブランドの7位にランクされている。
そのほかに世界的に急上昇ブランドは、Lululemon(ヨガウェア)、The Home Depot(DIY)、ZOOM(オンライン会議)など、コロナをきっかけとした内食やDIY、カジュアルウェア、健康、コマースなどが急成長ブランドになっている。
これから商売を始める人、いま現業を変えようとしている企業は、ブランディングの有用性についてもっと真剣に考えてほしい。
どこから手をつけていいかわからない人は、まず公式ウェブサイトから見直そう。ウェブサイトは時代にあったUX(動的デザイン)をしていかなければならない。
先日、レオス・キャピタルワークスの藤野英人さんが株価が良い会社の特徴として…
– ウェブサイトがちゃんとしている
– 社長の顔写真が掲載されている。(取締役の写真も載せていると尚良し!)
– 社長の一言に「わたくしども」など普段使わないような言葉を載せていない
…などの条件を述べていたのが印象的だった。
いまや、履歴書よりウェブサイトの方が大事なブランディングツールというわけなのだろう。
実は、うちのウェブサイトは全部当てはまっている(えへん!)
【コロナ禍でもブランド価値総額が過去最高に】カンターより、世界で最も価値のあるブランドランキング「ブランドZ」2021年度版発表
中国ブランドが世界を席巻する日
中国ソーシャルコマースのパイオニア]1年で1億ユーザーを獲得した拼多多(Pinduoduo)の成功の秘密とは