Speedy Books : 新刊アート「Story of a Cell」(細胞の物語)Moeko Maeda 発売!
スピーディ・ブックスから新刊アート本がでました!
ロサンゼルスにあるSpeedy Gallery展示中のMoeko Maedaのアート本「Story of a Cell」(細胞の物語)が発売されました。
Moekoのアートは、一見シンプルなモノトーン作品に見えますが、
複雑な工程を経て、ひとつの作品に1年以上の月日を要します。
作品は、すべて塩で覆われております。(写真は工程ごとに撮影)
Moekoの幼少期はアレルギーとの戦いでした。それが海辺に引っ越したところ、潮風など塩で治癒されたそうです。塩は日本の古代から神聖なものとして考えられ、お清めの儀式などに使われてきました。それらの経験から塩を使ったアートを作りはじめたのです。
制作工程は大きくは3段階。
(1) 意識に浮かぶ文字や言葉を書く(文字から出るエネルギーが骨となり土台となりますよう)
絵の中心に最初のコンセプトとなる一文字を描く。そこから連鎖した他の文字を描き足していく。
(2) チャクラの色(赤、橙、黄、緑、青、藍、紫)をペイントしていく(チャクラエネルギーが循環しエネルギーを発しますように)
この7色をベースに比率を変え重ね描きしていく。
(3) 最終工程として絵の上で塩の結晶を育てる(周りのエネルギーを清め、守りますように)
塩を撒いて蝋で固めて、それを繰り返す。
これらの制作過程を経てMoekoのアート作品は、命を吹き込まれ呼吸をはじめます。作品は見る人たちと共に時間を共有し成長することができるのではないでしょうか。
どうぞ、Moeko独特のアート世界をご堪能くださいませ。