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地球一周を2/3周 = 東京→ロス→マイミク→ロス→パームデザート→ジョシュアツリー→パームデザート→ロス→東京 | 株式会社スピーディ

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地球一周を2/3周 = 東京→ロス→マイミク→ロス→パームデザート→ジョシュアツリー→パームデザート→ロス→東京

米国出張雑感
・今回は地球一周を2/3周くらいした。
東京→ロス→マイミク→ロス→パームデザート→ジョシュアツリー→パームデザート→ロス→東京
いやあ、寒暖差や食など風土の違いで体調崩すスタッフが多く出たが、わたしだけ異様な底力を見せ無傷で終わった。両親に感謝。
・マイアミのアート展示、パームデザート物件の最終確認、プール建設や今後のAirbnbオペレーションのPM(プロパティ・マネージメント)のスタッフとの打ち合わせ、MDR(マリナ・デル・レイ)物件の整備。不動産やアートビジネスの拠点として活用していく。また、最後にギャラリーのディレクターであるAnatalia初のキュレーションによるグループ展のオープニングもあり、3週間はアッという間に過ぎ去った。
・今回は、いつものようにホテルとってUberで移動して打ち合わせって感じではなく、自らTeslaXの運転をして、米国スマホを持って、MDRを拠点に活動して活動したから刺激になった。仕事に生活の要素が入ることで、街の見え方も随分変わるのだ。
・どの都市にいてもアメリカ人は強い。体力もあるし、精神力もある。逆に壊れている人の壊れ方が半端ない。強さの秘訣の中に、もともと忖度しない性質がある。他人の目や思惑を気にする気がないから、いかに自分を高めるかに集中できる。なので、自分を認める力が強い人が勝ちだ。ただ、他人と一緒にチーム組んで作り上げるのは苦手なので、ジョブディスクリプションが必要となる。ここからここまではあなたね、と。それがコモディティ化された業種であればあるほど裏目に出る。クリエイティブやスタートアップは、リーダーさえよければスタッフの才能が開花しやすいので良いのではないか。
・ロスでは、毎日車を運転してでかける。オンラインミーティングが増えたと言っても、ギャラリーや不動産をやってたら、出かけなければならないことも多い。みんなに一日どのくらい打ち合わせで出かけるか聞いたところ、テック系では1日1件か多くて2件の外出とのこと。3件でると、クタクタになる。なんて効率悪くて仕事できないんだ!と思ったが、日本人は通勤電車で朝来て、深夜まで働いているのに先進国の中で最低の生産性はどうしてか?と聞かれた。なるほど。これはある程度正しくて、ある程度間違っている。
労働者の生産性は、いろんな計算方法があるが、一人当たりの生産販売総額に対して、働く総時間を割りこむのが普通。そうすると無駄にオフィスでだべって終電で帰宅する人が多いと生産性は低くなる。イタリアが生産性で高いのは、働く時間が長くないからだ。でも、そういう効率的な働き方が日本に求められているのだろうね。あとドルベースの集計のため円安は不利!
11月末のサンクスギビングが終わって、まだ1ヶ月先のクリスマスまで切れ目なく祝い続け、休みモードになるアメリカよ🤣 オンラインショッピングで追加料金を支払い、翌日配送にしても5日後に届く。「だって、サンクスギビングと土日はカウントするわけないじゃん」と言われ、少しでも文句を言おうもんなら「じゃ、キャンセルする?」と定番の答え。
家具については、もうパターンはわかっている。「なぜまだ着かないのか?」「まだ倉庫に入ってない」「なぜ入ってないのか」「それはカスタマーサービスとしては知る余地がない」「でも、遅れているんだから調べてよ」「文句あるならキャンセルする?」この流れね。なので、生産性を上げるためには「忖度=相手の気持ちになって慮る」をやめなければならないのだ。自分に与えられたジョブをただやる。隣のことは知らん。さらに自分の勤めてる会社の利益も関係ない!って態度ね。
逆にその隙をついたサービスが成功している企業もある。車を一台も保有せず、最大のタクシー会社となったUberやアプリ「SHOP」のようにオンラインで買ったベンターから消費者に届くまでの経路やドライバーをスマホで「見える化」して成功している。
不便を便利にすることで成功するのは世界中で変わらない。
だから、不平不満は全てビジネスになる。渋滞でぐったりしている時にTeslaの自動運転は本当に楽だ。
家具の組み立て、トイレ故障、ポーターサービスなどサービス拠点と家の間に無数のビジネスチャンスがあると思う。
疲れた日の夜に、レストランで暑い「おしぼり」でも出ようもんなら世界は変わる、少しだけw。
アートのような大きな荷物を5千キロや1万キロ運搬するのが日常の仕事の私にとって、毎回がトラブルとリスクになっている。しかしここにも大きなチャンスが潜んでいると考えるべきだろう。
たくさんの不便をみて、まだまだビジネス機会があるもんだなあと思った渡米であった。
追伸
羽田に着いて、無数の役割がはっきりとしてない人たちが「青の、青の、こちらの列!」とか騒いでいる姿を見て、もう他国の出来事のように思えてしまった。こればかりは政治がちゃんと仕切ってほしいね。