コロナ考 : 感染より怖いのは、人々から思考力を奪うことである。
コロナ「不安で”権威に従い、他人を叩きたがる人」が増えた深い理由
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/72387
進化心理学に詳しいライターのOre Chang(@selfcomestomine)さんが書いた記事が面白かった。自分なりに要約すると下記になる。
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人類は、長い年月をかけて、「心」を進化させてきた「動物」なのに、ウイルスや自然の脅威に対しては、突然ロジックを失ってしまう。
心理学的に言うと「感染症の脅威に対処する行動免疫システム」は、ヒトをレイシスト(人種差別主義者)、コンフォミスト(体制順応主義者)にも変えてしまう」らしい。
「規範やマナーに従う」という判断は、意識的な熟考にもとづく理性的な意思決定というよりは、直観的に導かれたものである。
感染症の脅威を意識した人は、社会慣習に則った価値観を支持しやすくなり(=新奇な価値観を受け容れにくくなり)、規範に違反する人間に対して、より強い軽蔑や懲罰意識を抱くようになる」という。
人類のあらゆる文化には、合理的な理由が説明できない信念、つまり「迷信」が混入している。いまなお世界の一部に現存する伝統的な民間療法をかたくなに実行する人々は、「なぜその方法が効く(と考える)のか」を説明できる医学的、論理的な知識を持ち合わせているわけではない。
パンデミックの真の恐ろしさは、人々から思考力を奪うことである。そしてさらに恐ろしいのは、体制順応主義に染まらない者や、自分の頭で考えようとする者に対する社会的圧力がたかぶっていくことなのだ。
↓ だからこんなことになるのねん。
山田孝之&新田真剣佑&Niki呆れた沖縄バカンスに芸能界から怒りの声
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/1862073/
でも、道理がないから人類が発展してきた、と言うのも面白い観点。電子レンジの原理を知らなくても、みんなが便利っていうから使ってみるから普及するわけだ。
体制に順応する前に、多少は本質的なことを考える癖をつけたほうがいい。感染5人で、ロックダウンし続けるのも根拠ないと思う。