Talked対談【AI姉さんに学ぶ! 中国デジタル事情】(前編) AIビジネストレンドマーケター國本知里 x コンサルタント福田 淳
中国を含むグローバルなAIビジネスの動向に詳しい國本さんと対談。
機械の目(センサー)やRFID(ワンチップID、電磁界や電波などを用いた近距離無線通信)を使って、人の動きを完全にデータ化することでビジネスは飛躍的に伸びる。
中国の技術発展は日本の未来だ。
この対談はビジネスマン必読です。
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Talked対談【AI姉さんに学ぶ! 中国デジタル事情】(前編)
AIビジネストレンドマーケター國本知里 x コンサルタント福田 淳
http://talked.jp/105/
國本「ディープラーニングにより一番伸びている分野は、画像解析や画像領域です。
中国で広く活用されている顔認証技術ですが、それも画像解析の一つです。今AIブームは「第3次」と言われていて、画像解析の精度が非常に上がってきています。顔認証や画像で、自動運転でも番号をすぐにキャッチして、違反者を特定できるのと一緒で、人間の目のような部分が作られてきたのはありますね。
(中略)
顔認証の精度を高めるにしても、学習させるための顔のデータが必要です。中国のある地方ではまだ貧困の差が激しいので、自分の顔写真のデータを提供して、それを元に物品をもらう、みたいなことは普通に起こっていますね。情報自体が自分の資産であり、売り物にもなっているという。
(中略)
簡単なところでいうと、性別や、どういう属性の人がよく来て、どういうものを買うのか、商品を一度手に取ったけれど戻したのはどういう時か、店舗などでのマーケティングでは、そのようなデータを取ることで、より精緻にマーケ施策を実施できるところはありますよね。中国の無人店舗が流行った理由は、実は無人を増やしたいからではなく、お客さんのデータを取りたかったからと言われています。}
構成:井尾 淳子
撮影:越間 有紀子
日程:2020年7月2日