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スピーディ・ファーム沖縄のマンゴー

スピーディ・ファーム沖縄
2022年10月、うるま市の卸業者「琉球造園」から4つの種類のマンゴー苗を買った。
その時、ゼロからマンゴーを育てて実をつけるまでには7年かかると聞いた。
ところが、今年2025年6月、3年で”たわわ”にマンゴーがなってきた‼️「アーウィン」「キーツ」「キンミツ」「キンコー」の4種類のマンゴーの実がなった。嬉しいなあ。
苗を譲ってもらった農家から「植物は足がない。自分で動けない。だから人間が丁寧に育てないとダメ。この基本を忘れないで」と教えていただいた。
マンゴーは、25枚の葉っぱで1つ実がなる。だから、木が上に伸びないように、横に広げていく。この間に、2023年の夏の大雨でビニールハウスが越間で水浸しになったことがあった。それを直すために駆けつけたスタッフの軽自動車が2台も浸水し廃車になった。
水はけが悪く、側溝を掘ることで水問題を解決した。また、完全無農薬を目指しているので、苦労が絶えない。農薬使ってない農家はない。だから、それを実現させるために高度な完全無欠のハウスを作った。スタッフは入室時に着替えたり、シューズを変えるか、よーく土を落としてハウスに入る。殺菌、除菌にも神経を使う。
そんな努力をしていても、虫はどこからか侵入してしまう。虫を発見したら砂糖水を吹きかけて、ピンセットで虫を一つずつ除去していく。限りなくマメな作業を繰り返し、やっとマンゴーの実がなったのだ。実は、今年は殆ど収穫しない。木の中のベストマンゴーに栄養がいくために、間引かなければならない。この木のクオリティを上げるために断腸の思いで、育成の悪い実を採っていく。漬物などの二次利用を考えているが、美味しい甘い実は、一つの木で一つだけになるだろう。このプロセスを経て、甘さの遺伝子を作り出し、翌年の豊作へと結びつける。
農業は、真面目にやらないと勝手にできてくるものものでもない。ましてや、最高の美味しいマンゴーとなれば、並大抵の努力では成功しない。
今回これだけたくさんの実がなったのは、スタッフの絶え間ない努力と沖縄南部の豊かな自然の賜物だろう。
今年は、関係者でいただきます。そして、聖なる島である久高島にも奉納したい。
みなさんは、申し訳ありませんが来年を期待しててください。

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