20世紀の仕事が上書きされる21世紀のDX
米国政府が、いまある職種から46の新しい職業を認定した。(2016年)
健康関連(Wellness)とITなどが多い。健康関連といっても、Behavior Analyst(行動分析者)とかBioinformatics Scientist(ゲノム科学者)など、仕事内容は、ほぼ情報産業として括ることもできる。
車メーカーもEV化が進むと、製造業から情報産業になる。iPhoneに車輪がついて動くのがアップルカーなのである。
そうやって考えていくと、NFTやAIを使ったアート表現ができるテクノロジスト(Rhizomatiks真鍋大度さんのイメージ)なんかもアーティストではあるけれど、情報産業界の人と言える。
これは仕事の定義の話ではなく、21世紀というのが如何にITを駆使したDXが必要なのか、ということに尽きる。寿司屋さんは、魚を仕入れて店でだすだけなら江戸時代と変わらないが、お客さんごとの魚の好みをデータベース化しAIにリコメンドさせたり、混雑情報からダイナミックプライシングを採用したりすれば、寿司屋ではなく寿司専門のデータサイエンティストになるわけだ。
勘でやるのが古いというわけではなく、勘というのは仮説だから、それを立証する手立てとしていくつかの新しいテクノロジーを20世紀まであった仕事に付加することで、21世紀的にできる。それが、DXなのである。
These are the 46 newest jobs identified by the US government — Quartz
https://qz.com/1608987/these-are-the-46-newest-jobs-identified-by-the-us-government/