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生物工学が得意な起業家 マックス・ホダック(Max Hodak)が考えるヒューマン3.0の世界

ヒューマン3.0…の時代がくるらしい。
現在、31歳のマックス・ホダック(Max Hodak)に注目しておいた方がいい。
ホダックは、生物工学(Biomedical engineering)を得意とする起業家である。
ホダックは、高校生が自分にふさわしい大学を選べるサービスを提供するマイフィットという会社を創設して売却した経験を持つ。
21歳のときにトランスクリプティック社(Transcriptic)をGoogleのVCの投資を得て起業させた。これは、平均12年かかる新薬のデータ処理をクラウドを利用して、リモートで低額でデータを自動ロボットが生成処理するベンチャー。この会社のおかげて、わずか数日で試験結果を作り出すことができようになった。
その後、イーロン・マスクとニューラリンク社(Neuralink)という脳とコンピューターをつなぐブレイン・コンピューター・インターフェース(BCI)を開発する会社の共同創業者となっている。
2020年に、ニューラリンク社は外科手術ロボットを使って髪の毛より極細の糸を人間の脳に埋め込み、ヘッドフォンなしで“音楽を脳に直接再生するという驚愕の計画を発表。
そしていま話題になっているのが「卓球ゲーム」に興じる猿の映像だ。
猿には6週間前にチップが埋め込まれ、猿の希望する動きを再現できる能力が向上した。この実験は、見てて怖い部分もあるが、四肢が麻痺した人々が義手や義足を思いのままに動かせるようになる可能性を研究しているのだ。
さらに、ホダックは15年もあれば映画「ジュラシックパーク」で描かれたように恐竜のDNAから本物の恐竜を作り出すことも可能という。これは絶滅危惧種を救うだけではなく、絶滅した生物種を復活させることで生物多様性を確保できる、という新しい考え方だ。
すべてSFみたいな話が実現できそうで興味深い。
ちなみに、この写真は現在東京都現代美術館で開催しているマーク・マンダース展(Mark Manders)である。ぜひ、こらちもお見逃しなく!
◆参考
我々は恐竜を蘇らせる技術がある。ジュラシック・パークは実現可能とニューラリンクの共同設立者がツイート (2021年4月10日) – エキサイトニュース