４年の歳月を費やした27年ぶりの新作『ZOKU-SHINGO小さなロボット シンゴ美術館』は、なんと101枚の精緻なアート作品！

どの作品も強烈に独創性があって、他に類を見ない出来栄え。

これは歴史に残る大仕事です。

新作は、物語性を持つ点ではマンガと親和性はあるものの、101点から構成される各作品にはコマ割りがなく、1枚1枚が絵画作品として制作されています。展示に行かないと見られないので、ここでは新作以外の展示の写真となります。

楳図先生は、長年の緻密な制作活動で指が思うように動かなくなり、1995年の「14歳」から27年間休筆されていました。

コンピューター、AI、培養肉のない時代にそれらを明確に示唆した作品を発表した才気は、ますます健在でした。

楳図かずお先生「新作には自信しかないです！漫画よりもさらに高いところを目指した場所にあったのが『絵画』でした」

皆さん、絶対絶対見に行ってください。これはアート史に残る素晴らしく強烈なアート体験です。

展覧会概要

展覧会名：『楳図かずお大美術展』

会期：2022年1月28日（金）～3月25日（金）　※57日間/会期中無休

会場：東京シティビュー

東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階

公式サイト：https://umezz-art.jp