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シンプルで選択肢がないところに企業哲学が出る

最近、ダサいなぁと思う企業ブランディング(あくまで個人の感想です)
車メーカーがドーンと数十種類のEVカー発売を発表した。いろんな機種のいろんな色が勢揃いしたCMを見かける。
なんかモヤっとした。そのモヤっは、先日の最新作「スパイダーマン」と同じで、勢揃いすることの凄さより、一人でできないのかよってダサさからくるものだ。あゝ、なんて自分はひねくれてるの〜
選んで良いですよ、選べますよは、手抜きに見える。appleがカッチョ良いのは、一つの色の質感やテイストを極限まで吟味してシンプルにブランド作っているとこ。この色じゃなきゃダメってところまで自分達の哲学を押し通す。モデルチェンジの時に、1色追加する。それだけで追加色は物凄い人気になる。己がある、という感じがうまい。
選択肢は、ある種の忖度なのかもしれない。だが消費者は、たくさんの選択肢を欲していないと思う。実は色も選びたくない。揃ってるから、選ばなきゃならないだけで、そのプロセスで商品の本質が見えなくなってくる。
…ってなことを、このアパレル店内の花屋でも感じる。なんてチープなプレゼンテーション!スーパーのレジ横の申し訳程度の中途半端な品揃え。そこにあるのは、ほら、手軽に選べますよ!っていう自らのセンスの放棄なのだ。これを選択肢って言うのなら、その解釈は間違っている。大雑把なセンスの安売りなのだと思う。
シンプルは使いやすい。シンプルは、消費者の組み合わせを多様に作り出す。
だから、ブランドは足さないで引くことを心がけたほうが良い。そのほうが、消費者に響くのではないか。
あくまで個人の感想なんだけど…