スピーディ・ファーム(農業): 食の需給関係をデータベース化しフードロスを無くすプロジェクト
スピーディファーム(農業)やってて思うこと。
ご近所の方々から色々な野菜や果物を頂くこと多い。うちの農場でもシークワーサーがたくさん採れたりするとご近所に配っている。どこにでもある田舎の風景といえばそれまでの話しなのだが。
しかし、数日経つと考えさせられる事になる。
近所に配りまくっても余ってしまう。果実ならジュースにしたり、野菜ならに何か加工できないか思案する。それでも、また翌日には新たに余った野菜や果実がやってくる。
つまり、親切に持ち寄ってくれる方々も流通業者が商品を買ってくれないから、破棄するのもなんなのでご近所に配るのである。
ここでの問題は、マーケットの需給関係について誰も考えていないことだ。マッチングプログラムが必要なのである。
地域ごとに食の需要がある。そして季節ごとにしか提供できない供給者側の事情がある。それを調整する弁(マッチングプログラム)が存在しない。だから、食品ロス問題や貧困問題が解決されない。気候のコントロール、保存方法の進化、配送の近代化などでロスは減るが、とりあえずシンプルに考えてみよう。
地域ごとに需要供給のバランスを種の植え込みの段階からデータ化していく。卸業者や流通を介在させないで、農家と消費者のデータを直接ため込んでいく。どんどんビッグデータになっていくと、その時期、その農家は、どの農作物が確実に必要なのか情報を手に入れる事ができる。
生産調整はマッチングアプリにより精度を増し、価格のダイナミックプライシングも実現するだろう。
そういうことをやろうとしている人たちと話していて、未来を感じた。
農業のビックデータをAIが解析して、苗の液肥のコントロール、収穫、そして必要な消費者への配送まで、インテグレーションしないと新しい食のエコシステムは完成しない。
その可能性について私も一緒にやっていきたい。
そのだ めい、北村勝利 き、他225人
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