Speedy CryptoArt : NFTアートのPolygon版ETHは取引所での換金が難しいですよ!という専門的な話し
ものすごく専門的な話なので、関係者以外は読んでも意味ないかも…
NFTアートのやり取りするのに、ミンティング(デジタルデータをNFT化する作業代=ガス代)するのにETH(イーサリアム)を使うのが普通だが、時間によっては高い手数料がかかる。最近の感覚だと1作品7-9千円くらいかかる。
そこでサイドチェーン(本チェーンがイーサ)としてPolygon(ポリゴン)を使うことガス代が無料になる。
NFTアートそのものはETHという通貨で売買するので、作品もガス代などの手数料もすべてETHでやれば、売買がスムースなのだが、Polygonに送ったETHを、Polygonから出すときには、資金ロストする可能性がある。
Polygon版のETHを、そのまま取引所のBinanceやcoincheckに送るとセルフGOX(自分の不注意により所持する仮想通貨を紛失すること)してしまうのだ。
パッと見は同じETHだが、Polygon版ETHは、イーサリアムメインネットのETHとはまったくの別物なのだ。Polygon版ETHを取引所に送って現金化しようとすると、先方がうまく処理できず、取り出すことができなくなってしまう。
さて、前置きが長くなったが、SBIアートオークションが、日本初となるNFTアートオークション「NFT in the History of Contemporary Art」を代官山のヒルサイドフォーラムで開催するという記事を読んだ。
その作品の中に知人のスプツニ子!さん作品の情報をサイトで知った。
なんとミンティングにPolygon版ETHを使っているのだ!SBIオークションがこの作品の落札予想価格を300-500万円と見ているほどの高価格なのに、ガス代1万円弱をケチって参加者にリスクを負わせるのはどうかなあと思った次第。
https://www.sbiartauction.co.jp/auction/detail/101/151