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デビッド・ホックニーが1988年に創ったFAXアートは現在のNFTアートだった!

デビッド・ホックニー(David Hockney)といえば、2018年11月15日に、競売大手クリスティーズ(Christie’s)で存命芸術家では史上最高額102億円(9031万2500ドル)で作品「芸術家の肖像画―プールと2人の人物―」(Portrait of an Artist – Pool with Two Figures, 1972年)が落札された現代アーティストである。
その後、2013年にジェフ・クーンズに1位の座は奪われたが、今でも歴代2位の地位を守っている。
坂井直樹さんが1988年当時、LAの友人スティーブ・サミオフとミック・ハガティー、ダドリー・ディゾニアの三人でメキシコ沿のバハ・カリフォルニア州によく遊びにいっていたらしい。その遊び仲間の一人がホックニーだったのだ!
ホックニーは、当時FAXでアートを送ることが出来ないか?と考え、実験としてスティーブの自宅に、何回もロール状のFAXアートを送っていた。
発想のもとになったのは、アートを発注したコレクターの自宅にホックニーから直接 絵を送る試みとして考えられたアイデアなのだ。インターネットが普及する10年以上前の話しだ。
問題は、当時のFAXは感熱紙を使用していたため紙の劣化を防げなかったことと、通信の記録だけでは本物証明が出来なかったこと。
デビッド・ホックニーの1988年の試みが、30年後のNFTアートの時代に起きていたら、すごいことになっただろう。もしかしたら、新しもの好きのホックニーなら84歳の今でもやるかもしれない。
そしてこの度、アートの歴史において大変貴重な本作品を坂井直樹さんからロサンゼルスのSpeedy Galleryに寄贈して頂いた。
この作品にNFT化されたICチップをつけて、年内には世界中に披露しようと思う。
本当にありがとうございました!