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“ちむどんどん”で注目される沖縄食材の魅了!

“ちむどんどん”で盛り上がる沖縄。
素晴らしい郷土料理が再び全国的に知られることを願う。
沖縄の食材は、低カロリーのものが多い。かつて長寿だった秘訣は、生えている植物が全て薬草という土地柄もあった。いまはアメリカナイズされた食生活(ステーキ、ハンバーガーなど)のせいで、これらの食材は忘れられつつある。
沖縄の肥沃でパワー溢れる土地からできる食材を全国区、グローバルに展開するには、有害な保存料を使わないポストハーヴェスト技術の活用が必須になってくる。
いまは、配送に問題が多く、普通の宅急便でも東京まで一日多くかかる。
観光など沖縄の活用はたくさんあるが、沖縄から内地(本土)へのロジスティックス改善は、沖縄県が主導してやっていくべきと思う。
さらにいうと、沖縄の商圏は日本にとどまらない。台湾、上海やマニラなどにも素早いデリバリー網を作ることで、沖縄の未来は格段に向上するだろう。ビジョンある政治に期待したい。
パパイヤ
八重山では多くの家庭の庭に普通に植えてあり、フルーツとして食べるより青いうちに収穫してイリチー(炒めもの)などにして野菜として食べるほうがポピュラー。石垣島のスーパーにも、細くスライスされているものが、売られている。
青パパイヤは産後の体力を回復させ、体を温め母乳の元である血液をきれいにして血行をよくするので、母乳の出がよくなると言われている。
紅芋(ベニイモ)
紅いもには、近年注目を集めている天然の赤紫色成分「ポリフェノール(アントシアニン)」や植物繊維、カリウムなどの栄養成分も豊富に含まれている。
最近では、お菓子作りにもよく利用されるようになりました。
ナーベーラ(へちま)
沖縄ではヘチマも立派な食材。
料理法としては、味噌炒めやンブシー(味噌煮込み)がオススメ。夏野菜で味噌汁の具としても、なーべーら(へちま)は人気。食感は、ナスににているのですが、もっとサクサクした感じがする。
ゴーヤー(にがうり)
亜熱帯沖縄の夏野菜といえばゴーヤー(にがうり)で、夏になると農家の畑だけでなく、一般家庭の庭先にも植えられる。
ゴーヤーには、皮膚や粘膜の健康維持を助けると共に、抗酸化作用を持つ栄養素であるビタミンCが含まれており、他にも、ミネラルやカロテン等を多く含み、他の野菜とは一味違ったパワーを持っている。
ゴーヤーの苦みの正体は、苦み成分であるモモルデシンで、このゴーヤー独特の苦みには食欲を増す効果があると言われており、夏バテ防止としても多くの人に親しまれている沖縄野菜の代表選手。
島らっきょう
島で採れる小ぶりのらっきょ、島らっきょ。
内地で春の畔道に自生する「ノビル」とよく似た味。
これがコリコリしてとっても美味しい。鰹ぶしを削り、しょうゆをちょろっと垂らし、そのまま白ご飯といただくのも良し、少し手間をかけて、天ぷらにしてみると、これまたゴージャスな沖縄郷土料理の出来上がり。
調理法が簡単で、酒のつまみにもピッタリ。
島ニンジン
沖縄で採れる「島にんじん」は黄色で、ごぼうのように細長いのも特徴。
旬は、10月から2月で、市場で出回るが、あまりスーパーなどには並ばない。
牛汁や豚汁などの汁物の具にされたり、チャンプルーなどの炒め物にも使う。
カロチンが豊富で体を温める効果があり、油と一緒に調理するとカロチンの吸収がよくなる。味は甘みがあり、くせのない味。
炒める時は、島味噌を使います。「島にんじん」との相性もよく、香ばしい風味が楽しめる。
島豆腐
豆腐といえば、大豆を砕いてつくった搾り汁を煮てから、おからと豆乳に分けるのに対し、沖縄の「島豆腐」は、搾り汁そのものから「おから」と豆乳に分ける。
大豆を生のまま使うため、旨みや栄養成分が多く含まれ、タンパク質含有量も多くなる。
こうして作られた豆乳にニガリを加え、ゆし豆腐(おぼろ豆腐)を作る。ゆし豆腐は、大豆の風味が濃厚で本土の木綿豆腐の1.3倍もの良質の大豆タンパク質が含まれています。水切りしなくても崩れにくく、炒め物のチャンプルーなどに適している。
海ぶどう
海ぶどうは、「グリーンキャビア」とも呼ばれ、見た目と同じく歯触りはプチプチとしていて魚の卵にも似ている。宮古島以南に自生し、冷蔵保存はできず、また熱にも弱い海藻。
つ寒さに弱く冷蔵庫に入れると溶けてなくなってしまい、また、熱してもすぐ溶けてしまう。じゃあこれはどうだ、と、水に浸けて置くと、今度は、浸透圧の関係で溶けてなくなってしまう。なんとも保存の難しい海藻。
モズクなどと同じように酢醤油などをつけて食べらるが、酢で和えてしまうと、粒がしぼむ。食べ方にもなかなかコツがいる。
もずく
「モズク」の全国生産量の約8割が沖縄産。沖縄人はモズクが大好き、毎日でも食べる。
もずくが注目され始めたのは、もずくのヌメリ成分「フコイダン」という多糖類。ガン細胞を消滅させる効果が確認されており。病原性大腸菌O-157の殺菌効果にも絶大な効果がある。
悪玉コレステロールを減らす作用もあって、まさに沖縄の海から贈られたの「ちぬぐすり(命の薬)」
アーサー(アオサ)
沖縄の「アーサー」は、内地の”あおさ”のこと。
”あおさ”の正式名称は、ヒトエグサ(一重草)で、主に佃煮の原料として使われる海苔の一種、沖縄では、アーサー汁という吸い物が一般的ですが、三杯酢をかけて食べたり、サラダのトッピングに加えたり、イタリアン・フレンチの前菜の飾りにも使える。
オレンジの10倍のビタミンCとキャベツの2倍のビタミンAを含むと言われている。
マンゴー
トロピカルフルーツ の女王の名にふさわしい、熱帯の風味を満喫できる果実。
「マンゴー」は、ビタミンA、ビタミンC、B-カロチン、ミネラルなどを多量に含む栄養豊富な果物。
八重山では温室栽培され、5月下旬~7月下旬に市場に出回る。
島バナナ
小ぶりな姿からは想像もつかないほどの香りと酸味、深い甘み、一度食べたら病みつきになる、それが島バナナ。
傷つきやすいのと、生産農家が少ないため市場にはなかなか出回りませんが、石垣島では、公設市場の最前列で堂々と主役を張っている。
熟成が進むと現れる黒い斑点。それが甘味が増した食べ頃のサイン。
バナナには炭水化物が多く含まれ、消化もよく、汗をかくと大量に失われてしまうカリウムなども豊富なので、マラソン選手などが走る前にエネルギー源として食べられている。時間がなくて朝食を食べない人や、病中病後で一度にたくさん食べれない人、また、お年寄りや赤ちゃんの離乳食にもオススメ。
パイナップル
沖縄といえばパイナップル。南国の太陽をいっぱい浴びて亜熱帯土壌で育ったパイナップルには芳香があり、ほどよい酸味と甘くみずみずしい果汁が口の中いっぱいに広がる。
また、美味しいだけではなく、肉を柔らかくし消化を助けるたんぱく質分解酵素のブロメリンが含まれているほか、糖質の分解を助けて代謝を促すビタミンB1・B2・C、食物繊維やクエン酸も含まれている。
ドラゴンフルーツ
その鮮烈な色に最初は誰もが驚くが、個性的な見かけと違って癖がなく、さっぱりした味わい。例えるなら、キーウィのような味だろうか。
夏の暑い時期の夜に月下美人のような白い花を咲かせ、果実は楕円形で直径15Cmほどになる。
ドラゴンフルーツは、沖縄で本格的に栽培され始めてからまだ数年で、沖縄フルーツのニューフェイスとも言える。
病虫害に強く、農薬をほとんど必要としないことと、ビタミンや繊維、ブドウ糖、そして体に有効なミネラルと数多く含んでいることから、健康フルーツとして注目を浴びている。
泡盛
沖縄ブームに乗って、内地では入手困難になる銘柄も出た「泡盛」、日本の清酒の製法と、原料になる米も麹菌(こうじきん)も大きく違います。「泡盛」は、タイ米からできている。
また、日本の清酒はうぐいす色の胞子をつけた黄麹菌が利用されているが、「泡盛」は黒麹菌を用いています。黒麹菌は黒褐色の胞子をつけた菌のことである。これは沖縄だけにしかみられない。
あの独特の風味と味わいは、世界でも沖縄だけのもの。
マース(塩)
沖縄の塩は、ミネラルに富み、古くから自然製塩の健康食品。
石垣島では、エメラルドグリーンに輝く石垣の海から珊瑚礁に育まれた栄養豊富な海水だけを原料とし、独自の低温乾燥で海水からゆっくりと水分だけを除き、海水の栄養分そのままの自然海塩、「石垣の塩」が有名。