Speedy NEWS

空の上から眺める思想。

沖縄から東京へ
飛行機の上からこの惑星を観察し、危険と隣り合わせの田舎から安全な都会に戻っていると、世界は大きいように見えて、実は自分の範囲の中でしか見えてないのかもしれないと考えてしまう。
坂井直樹さんのコラムで、Jeong Woojae のアート作品を引き合いに、モノの大きさは、見る人の概念によって違うと指摘されており、大いに共感した。
確かに旅行から自宅に戻ると家のサイズが違って見える。モノの大きさは決まった大きさに見えて、実は見る人の尺度によって決められているのだ。
人間の都会での生活は映画「トルーマンショー」や「フリーガイ」のように巨大なスタジオの中か、ゲーム世界の中に閉じ込められて、シナリオ通り生きているだけなのかもしれない。
我々はこの決められたシナリオから離れて、人が自由にできることを確認するため、旅が必要なのだろう。ルールから外れて、俯瞰して都会を見ることでイノベーションの芽を見つけることができる。