スピーディリゾート沖縄 :ロビンソン・クルーソー気分で 沈没船探検!
子どもの時から”無人島”という言葉には不思議な憧れがあった。
一人で家を立てたり、自分で作った槍で生きていく!そんな大冒険のイメージを喚起され、興奮したものだ。それが本当はどんな大変なことかなど無関係に、世界を知らない子どもにとって、”無人島”は無限に想像力を作り出す魔法の言葉だったのである。
そのイメージは、小さい時に読んだ「ロビンソン漂流記」(著者: ダニエル・デフォー)からきている。船乗りロビンソン・クルーソーの乗っていた船が難破し、ひとり無人島に流れついた。木材をあつめて小屋を建て、鳥や獣を捕って食糧とし、忠僕フライデーを得て、困難を乗りきってゆく…という冒険小説である。
しかし、これは子ども版に過ぎなかった。
実際の初版のタイトルは、「自分以外の全員が犠牲になった難破で岸辺に投げ出され、アメリカの浜辺、オルーノクという大河の河口近くの無人島で28年もたった一人で暮らし、最後には奇跡的に海賊船に助けられたヨーク出身の船乗りロビンソン・クルーソーの生涯と不思議で驚きに満ちた冒険についての記述」というルポ風のタイトルになっており、この無人島には時々近隣の島の住民が上陸して、捕虜の処刑及び食人が行なわれていた。子どもの夢と大人の現実には大きな落差があった。
本作は架空の物語であるが、実際にはモデルがいる。
定説では、スコットランドのアレキサンダー・セルカークという人物がそれに当たるとされている。セルカークは18世紀初めに南米チリ沖のファン・フェルナンデス諸島の1つであるマス・ア・ティエラ島という無人島で暮らしていた。そこからインスパイアされた物語なのである。そして、この島は現在600人が暮らしており、すでに無人島ではない。
さて、沖縄の無人島は正確には113島あるという。上陸可能なメジャーな無人島は20-30島くらい。2020年からの沖縄生活で訪れた無人島(アイランドホッピング)は既に20島を超える。どの島にも特徴があり、面白い。
今回は沖縄 慶良間のチービシ環礁にある沈没船を探索した!
自分は、いまだにロビンソン・クルーソーのつもりでいるようだ。
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武田 圭太郎、高島 保之、他123人
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