Speedy Farm Okinawa(スピーディファーム沖縄): 1年半で、たった一個の収穫! 「仏手柑」(ブッシュカン)
Speedy Farm Okinawa(スピーディ・ファーム沖縄)
1年半で、たった一個の収穫!
はじめて「仏手柑」(ブッシュカン)を見たのは、2015年7月8日に私がプロデュースしたプラントハンター西畠清順【ウルトラ植物博覧会 】だった。
「不老不死の珍果」としてインドから日本に伝わった幸福を呼ぶ稀少な柑橘系植物。近くで見ると、皮は柑橘類のボコボコ感があるが、形は小さなバナナのよう。”仏の手”のように見えることから、この名がついたそうだ。
実は、ブッシュカンは沖縄を経由して江戸時代の前半に入ってきた植物なのである(「農業全書」1697年刊)
江戸時代から生花や茶の席に使われたり、芸術家から絵のモチーフとして好まれ、彫刻や絵皿にたくさん描かれている。最近は甘くないジャム、健康茶、お酒、のど飴など用途も広い。
また、ブッシュカンには「ヘスペリジン」という成分が含まれており、毛細血管を細菌やウイルスから守る。血流改善効果があるので、高脂血症を予防する作用などがある。
2021年5月18日にスピーディ・ファーム沖縄ではじめて植え込みをした。翌年2022年の6月26日に、初めての実をつけた。そこから更に半年が過ぎ去り、今週成熟したので収穫。
….しかし、残念ながら1年半でたった一個しか収穫出来なかった。無念!
とりあえず、木も葉っぱも元気なので、育成を続けてみようと思う。農業はそう簡単であっちゃダメなんだろうな。あと、清順氏から「オフィスで枯れたと思われた植物を引き取って再び元気」にする話も聞いているので、気長にやっていこうと思う。