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【連載更新】雑誌「GOETHE」(ゲーテ)連載『福田淳流やってみなはれ! やってみた。』ー「連続起業家・福田淳「時計趣味は不合理で、だからこそ浪漫がある」」

GOETHE連載「福田淳流 やってみなはれ!やってみた。」第18回が公開されました。
今回のテーマは、”時計”です。

10年ほど前、パリでふと目にとまったスウォッチを買いました。薄くて軽くて、「腕時計はもうこれ1本でいい」と。時間さえわかれば道具として満点——実に合理的な判断です。ところがその後、スマートウォッチに乗り換え、やがて「腕時計自体ダサいのでは」とつけなくなり……そうこうするうちに「そもそも時間を知るために着けてるんじゃない!」と思い至り、気づけば手巻きやスケルトンを集めている。
昔コレクションをごっそり盗まれて「もう二度と集めない」と決めたはずなのに、この有り様です(こんなに不合理なことってありますか)。

でも、だからこそ浪漫がある。孫が祖父の時計を受け継ぐ——時間そのものは誰も所有できないけれど、時計を受け継ぐことで、誰かが生きた時間をほんの少しお裾分けしてもらえる。理屈では説明しきれない「なんか好き」を放っておけない人が、時計という沼にたどりつくのだと思います。

僕がいちばん大事にしているのも、この「なんか好き」。合理的な理由を並べることはできても、結局最後は「なんか好き」なんですよね。それは好奇心を超えた、欲望のようなもの。そういうものを持っている人だけがたどりつける場所がある気がします。

仕事とプライベートを分けて効率化するより、全部ひと続きの「自分の絶対時間」として、どの瞬間も五感を全開にして生きる。そのほうが、時間はずっと豊かになる。
……そう言いながら、結局いちばん着けているのはスマートウォッチなんですけどね。

▼記事はこちら(Editor’s Noteでは、来場者が倍増した「沖縄国際文化祭2026」の話も!)
https://goetheweb.jp/person/article/20260726-fukuda-18

 

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