ポストコロナ考 : 都会を離れろ!
ジェイン・ジェイコブズが1961年に書いた「アメリカ大都市の死と生」という本で「”都会”というのは、人類の大発明だった」と書いている。
コロナ以前は、週に150万人もの人々が田舎から都市に集まっていた。これは2ヶ月でロサンゼルスが出来上がる程のスピードと規模だった。
それがコロナになり、都会に密集する企業群は考えを変える必要がでてきた。
ITが普及している現代では、リモートワークによる働き方改革が進む。都市開発の在り方は根底から崩れるだろう。
人が効率よく働き、友だちやファミリーと過ごす場所として、もはや”都会”は必要ない。
NHKのニュース取材でニューヨークで旅行業界のリサーチを行っている45人の企業が紹介されていた。ラファト・アリCEOは、コロナで業績が悪化しビルからの撤退を決めた。「今は顧客と会えなくても連絡を取り合う最新の技術がたくさんある」ので、高額家賃のオフィスがなくよいと判断。社員同士のコミュニケーションのためにオンライン・ランチやシェアオフィスを借りた交流会を始めた。
また、スタッフの30%近くがニュヨークを離れたという。中には、1400キロ離れたテキサスに移住し、同じ月35万円の1DKの家賃で広さ4倍の庭付き一戸建てに引っ越した者もいる。
こんなことが普通に起きるのが、ポストコロナと思っていた。
ところが、日本だけは違うようだ。相変わらず満員電車が復活、オフィスに何パーセント人が戻ったかカウントしている。
何度も言うが、いまだコロナの治療法はなく、ワクチンが普及するのに最低でも今から1年半はかかる。なのに、そういう事実をまるで理解していない現実感覚の鈍さは、改善していくべきと思う。
まず、この本読んでみて!
「パラダイムシフトできてる? 〜ポストコロナ時代へ 」(著者: 福田 淳)
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