女性が作った国で考える、女性のリーダーシップの資質とは?
久高島(くだかじま)というわずか153世帯しか人が住んでいない小さな島がある。
霊験あらたかなホットスポットを自転車でまわってみた。
久高島は、創生神アマミキヨ(女性)が天から降り立ち琉球王国を作った聖地である。
砂粒ひとつ持ち帰ってはならない。この島を作ったのも女性だが、運営もすべて女性。いまでも男子禁制の場所がある。
琉球王国時代につくられた「祝女」(ノロ)制度が継承されている。12年に一度行われる秘祭「イザイホー」では、久高島うまれの30-41歳の女性が神女(ナンチュ)と呼ばれ神の力を授かる儀式がある。残念ながら、1978年を最後に後継者不足で行われていない。1990年に行われなかったのは、バブルによる観光誘致が原因ではないかと思ってる。結局は何も開発されなかったのだが…。2026年の11月は復活してほしい。
コロナ禍にあって、男性リーダーの不甲斐なさが世界的に露呈した。それに対して、女性リーダーは素晴らしかった。ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相、台湾の蔡英文総統、ドイツのアンゲラ・メルケル首相、アイスランドのカトリーン・ヤコブスドッティル首相。
ビジネスの面でも、ニューヨーク・タイムズの新CEOに49歳のメレディス・コピット・レビアン、ユニクロ CEOに40歳の赤井田真希さんが起用されたり、女性の活躍は枚挙に遑がない。
いまこそ、女性の持つ特別な資質を男性ビジネスマンは研究して取り入れるべきではないのかと思う。地位向上とかいうレベルじゃなく。
参考:
男性より女性の方が、「革新的リーダー」になりやすい
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00059/072900128/