沖縄の島で仙人生活をつづけたジョウグチ・ハルオさんの話し
友だちのノーリから、沖縄に仙人がいる、と以前から聞いていた。
仙人は、ジョージさんという。本名ジョウグチ・ハルオさん、おそらく76歳。
46年間、電気も文明もない宮城島のジャングルでの隠匿生活。
若い時にマグロ漁船の乗組員となり、朝夕なく働きづめだったのに、育ての親である叔父がすべてお金を使い果たしていることがわかり絶望したそうだ。
それ以降、お金と無縁の生活がしたいと、島を転々とするうちに生家の近くの宮城島へ辿り着いた。
以来、魚を釣ったり、手製のラジオで情報をとりながら気ままなジャングル生活を楽しんでいたという。
ノーリは、カヤックの仕事で海を巡るうちに浜辺に座っていたジョージさんを見つけた。意気投合した二人は何度か対話を重ね、ノーリは独自の新しい生き方を伝授されたという。
その話は、またの機会にゆっくり書きたいと思う。
さて、今回 いよいよお会いする予定だったのに、残念ながら1ヶ月前に亡くなられたそうだ。それでも供養のため訪問させてもらった。戸籍も何もないジョージさんは、生前から希望していた通り、砂となり大地に戻ったのだ。
いろんな生き方がある。目の前にある現実を、そのまま受け止めて生きられる人がどれほどいるだろうか。
結局ジョージさんには会えなかったが、その生き方を聞くに、いまの自分や世界の人たちに必要な教えがたくさんあると感じでいる。
心よりご冥福をお祈りします。
伯父に売られてベトナム戦争、マグロ漁船へ…沖縄の離島で0円生活を送る”亀仙人R…|テレ東プラス
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